「本当の子がほかの家で育つのはなぁ」子どもの交換をすすめる夫と義両親の思惑/うちの子、誰の子?(4)

交換したってサクラにはまた会えるんだろ?

「近日中にDNA鑑定を」家族の幸せな日々を崩した、一通の手紙/うちの子、誰の子?(1)
『うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら』 4話【全6話】


夫のタイチと娘・サクラちゃんと暮らす三橋サキ。サクラちゃんが3歳のある日、病院から届いた手紙で、幸せな日常が一変します。長く不妊治療を続けていたサキが体外受精を受けたとき、なんと受精卵の取り違えがあったというのです。

サキに移植されたのは滝田夫婦の受精卵で、サクラちゃんは滝田夫婦の子どもということが発覚しました。一方、サキとタイチの本当の子どもは、滝田夫婦のもとで育ったユウマくんでした。

滝田夫婦は当初から子どもの交換を希望してきますが、サキは納得できません。しかしタイチや義両親は、サキとは異なる気持ちを抱いていて…。

揺れ動く親の気持ちと、2つの家族の選択を描いた話題作『うちの子、誰の子? もしわが子が取り違え子だったら』をお届けします。

※本記事はママリ、たけみゆき著の書籍『うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら』から一部抜粋・編集しました。


交換したいなんて…

悲しいわよね…

また会えるんだろ?

男の子が欲しいだけでしょ?

※この作品はフィクションです。具体的な事例に基づいたものではありません。登場人物、団体名等は全て架空のものです。
※この作品は、特定の治療法を推奨あるいは否定するものではありません。

著=ママリ、たけみゆき/『うちの子、誰の子? もしもわが子が取り違え子だったら』

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