日本にも影響大!「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」とは?/人類なら知っておきたい 地球の雑学(62)

地球上で起きていること、どれだけわかる?
私たちが日常的に当たり前だと感じていることでも、あまり意識していないことや、知っているようで知らないことってありますよね。そんな地球に生きる私たちが知っておきたい「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史から、大自然や気候、動植物、資源など、地球にまつわるさまざまな疑問をスッキリ解説!
あらためて考えると、私たちはこの地球について、実はほとんど知らないのかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
「エルニーニョ」「ラニーニャ」って…?その現象や日本への影響とは
ニュースで、「エルニーニョ現象」という言葉を聞くことがあるが、これはどんな現象なのか。日本にも何か影響があるのだろうか。
エルニーニョ現象とは、南米ペルーの海面の水温が例年より高くなり、それが1年ほど続く現象である。1997年に発生したエルニーニョ現象では、海面水温が4℃以上も上がった地域もあった。
ふだん、この海域は東から吹く貿易風の影響で海流が東から西へ流れ、そこに深層の冷水がわき上がってきている。深層水は栄養分に富み、あたりはカタクチイワシなどの豊かな漁場となっている。ところが貿易風が弱まると、暖かい海水が表層に居座ったような状態になり、いつもの年のような魚やプランクトンが集まらず、漁獲量が激減する。「エルニーニョ」とは、スペイン語で男の子またはイエス・キリストを意味する。漁師たちは、この現象がクリスマスの頃に発生することが多いためエルニーニョと呼び、それが名称として定着した。
これとは逆に、貿易風が強まり、エルニーニョ現象と同じ海域の海面水温が低くなるのが「ラニーニャ現象」である。「ラニーニャ」とはスペイン語で女の子という意味で、エルニーニョ現象ほど顕著ではないが、やはり気象の一時的な変化を招く。
貿易風が強くなったり弱くなったりするきっかけは何なのか、エルニーニョとラニーニャはなぜ起こるのか、いずれも不明である。かつては、エルニーニョもラニーニャも異常気象だと考えられていたが、最近では交互に起こる周期的な現象だとわかってきた。
エルニーニョ現象が起こると日本は冷夏や暖冬となり、ラニーニャ現象のときは猛暑や厳冬になるといわれている。しかし、その関連性は今のところよくわかっていない。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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