【親野智可等先生に聞く】新学期、習い事や学習の「困った!」はどう解決する?親子で笑顔になるためのアドバイス

娘はお友達がやってる習い事を自分もやりたいと思うようで、ダンス、ピアノ、英会話などいろいろやりたがるのですが、どれも長く続きません…。初期投資にお金がかかるものもあるので、合わなかったときにやめるのを躊躇してしまいます。子どもに合う習い事を選ぶにはどうしたらよいでしょう?

「すぐやめてばかりいるとやめグセがつく」なんて言われることがありますが、そんなのは迷信。そもそも「やめたい」と思うのは子どもにとってそれが楽しくないからです。好きなことなら誰に頼まれなくともずっとやり続けるもの。まずは子どもが「好き」なことを見つけてあげることが第一です。
そのためには子どもをよく観察すること。例えば夢中になって絵を描いてる子には、クレヨンの色数を増やしたり、大きな画用紙に挑戦させてみたりなど、子どもが好きなものの方向性を伸ばしてあげましょう。そしてその方向性が習い事につながるようならさせてあげればいいし、つながらないなら無理に習い事にこだわる必要はありません。要は、子どもが楽しくやれることを応援することが大切です。

脳科学や発達心理学的にも、本人が楽しんで熱中しているとき、特に脳のネットワークが活性化することがわかっています。つまり、好きなことに熱中すればするほど、脳の処理能力が上がり、後にそれは勉強にもつながっていくのです。だから今は、好きなことを思いっきりやらせて、シナプスをどんどん増やしてあげましょう。

子どもの「好き」を見つけるのに、観察するだけでは不十分なことも。実際に試してみて初めて、子どもの興味関心に気づけることも多いので、色々「お試し」してみるのもとても大事なことです。
ただ同時に「やめる勇気」を持つことも非常に大切。合わないものをイヤイヤ続けているとメンタルをやられます。さらにやめさせてくれない親御さんに対する不信感や、自分の人生をコントロールできない自己無力感を生んでしまうことも。「初期投資したからもったいない」という気持ちもあるでしょうが、子どもの貴重な時間を奪うことのほうがよっぽどもったいないことです。「今この時間」を楽しく過ごせることで、自己肯定感もどんどん上がりますよ。


息子に「宿題をやりなさい」と毎日口うるさく言ってしまいます。言うことを聞かずに遊び続けると、イライラしてつい叱り過ぎてしまうことも。「褒めて伸ばす」ほうがいいことはわかっているのですが、なかなか自分の感情をコントロールできず、言い過ぎたと後悔する日々です。叱らずにうまく子どもをやる気にさせる方法が知りたいです。

大人だって、やらなきゃいけないとわかってても、やる気が出ないことありますよね。そんなとき「ちゃんとやりなさい」「やらなきゃダメ」なんて言われても、やる気は出ません。子どもも同じで、やる気が起きないのにはなんらかの事情があります。
「疲れてるよね」「もうちょっと遊びたいよね」など、まずは子どもの気持ちに共感して寄り添ってあげましょう。それだけで「親は自分の気持ちをわかってくれてる」という信頼感が生まれ、聞き入れ態勢が整います。
そのうえで「1問だけやってみよう」「教えてあげるから一緒にやろう」など、ハードルをすごく下げて促してあげると、「大変さを分かってくれるママが言うなら」と取りかかりやすくなります。そして鉛筆を持ってやり始めたら、やる気に火が付いたも同然。実はたった1問でも、解いてリトルサクセスを感じることで、やる気が引き出され、勉強意欲が湧くのです。

また、遊びをやめない子には「選択式」という方法も有効です。例えば「遊んでから宿題するのと、宿題してから遊ぶのとどっちがいい?」など、子どもに選択権を与えるのです。自分で決めたことだと、子どもながらに自分の言葉に責任を感じるもの。「宿題をしなさい」と命令されるよりは、前向きに取り組みやすくなります。
子どもを責め立てる言葉ではなく、子どもに寄り添う言葉や、子どもに選択権を与える言葉で促すよう工夫しましょう。

イライラしてつい怒ってしまいそうなときは、大きく深呼吸するのがおすすめ。それだけで「怒りの心情」とのギャップが生まれるため、かなり冷静になれます。日頃から深呼吸を習慣化しておくと、感情のコントロールもしやすくなりますよ。

息子は早生まれのこともあり、他の子が容易にできるのに、まだできないことが多々あります。先日、同級生のほとんどが既にひらがなを書けることを知り、焦りを感じています。ドリルを買ってやらせてみたものの、なかなか覚えられないようなのですが、どのように教えてあげればいいでしょうか。また、息子の通っている園は自由保育でのんびりしているため、小学校での集団行動にも不安があります。学校生活でつまずかないために、入学までにしておくといいことがあれば教えてください。

焦る気持ちはわかりますが、「入学までにひらがなを全部書けるようにする」など、ゴールを勝手に設定していきなり書かせようとするのは、最も良くない始め方。まずは子どもの現状からスタートさせることが、何より大事です。
勉強には学ぶ順番というのがあり、特にひらがなは「読める」状態を先に作ることが重要になります。ひらがなのぬり絵やカルタ、絵本など、遊びの中から自然にひらがなが読める状態に導いてあげましょう。「読めるけど書けない」という段階を踏むと、子どもは書きたくなってきます。そこで初めてドリルなどを始めたほうが、無理なくスムーズに書けるようになりますよ。
同様に算数も、いきなりドリルではなく、まずは数を数えることから始めましょう。このとき重要なのが、単に口で数字を「唱える」のではなく、きちんと指を折って「数える」こと。実際にモノと照らし合わせて一緒に数えないと、数の基本能力というのは育ちません。
まずは片手で5まで数えたら、次に両手で10まで、それができたら今度は10からカウントダウンするなど、少しずつステップアップしていくことが大切です。このリトルサクセスで「できた!」を実感することが、自己肯定感を上げ、学びへのモチベーションも上げてくれます。
とにかく遊びの中で楽しくやること。それが、スムーズに学びのスタートを切る秘訣です。

集団行動の可否については、親のしつけや環境ではなく、生まれつきの資質によるところも大きくなります。そのため、自由保育で集団行動に慣れていないお子さんでも、最初は戸惑ったとしても、すぐに慣れます。ただ、もしお子さんに気になるところがあるのなら、早めに専門家に診てもらいましょう。必要な療育を受けることで、お子さんの成長をサポートできる可能性があります。
入学を控えていろいろ心配する気持ちはわかりますが、親があまり過度に心配し過ぎると、子どもにもその不安が伝染してしまいます。学校に対する恐怖感を植え付けかねないので、子どもを信じてあげることも大切です。
先のことを考え過ぎて不安になるよりも、今、目の前の子どもが楽しく過ごせるようにしてあげましょう。それこそが、非認知能力や自己肯定感を高め、「学校でもがんばろう」という前向きな気持ちを育んでくれます。


甘えん坊の娘は勉強もすぐに親に頼りがち。特に算数は苦手意識があるのか、自分の力で解こうとしません。また、3歳の弟にも手がかかるため、じっくり教えてあげる時間を持てないことも多く、娘も勉強に集中しづらいようです。親として子どもの自宅学習をどのようにサポートしてあげればよいか悩んでいます。

親に頼り過ぎてしまうのは、娘さんにとってその勉強内容が難し過ぎるという可能性も。日本の学校は集団一斉授業でカリキュラムが進行するため、まだみんなが理解できていないのに、先に進んでしまうケースも多いのです。その状況が続くと、苦手意識が生まれて勉強嫌いにもなりかねないため、まずは本人に合った内容をやることが大切。2年生でも1年生の内容が不安であれば、そこまで戻ってみましょう。
算数でつまずく子が多いのは、1年生での大きな壁でもある「繰り上がりの足し算」と「繰り下がりの引き算」。ここを理解していないと、2年生以降の内容についていけません。そして「繰り上がり」や「繰り下がり」の理解に役立つのが「補数(10になる相棒の数)」という概念です。例えば「6」と言ったら「4」と答えるなど、補数を瞬時に言えるよう練習させてあげましょう。
問題を交互に出し合ったり、対戦形式にしたりなど、楽しみながら取り組めるようにするのがおすすめです。

自宅学習の困難さについては、正直悩ましいところではあります。本来自宅というのはのんびりする場所。大人だって仕事から帰ったら休みたいのと同じで、子どもも学校で勉強して帰ってきたら、家では好きなことをしたいものです。家でのんびり充電することで初めて、外でもがんばれるというもの。リラックスできる場としての家を優先したほうが、子どもの幸福度は上がります。

自宅での勉強が難しいようであれば、外部の力を借りるのもひとつの手です。親子だとどうしても子どもは甘えてしまうし、親も厳しく言い過ぎてぶつかってしまうこともあるもの。自宅以外の場所で親以外の大人に教わったほうが、お互いに緊張感や礼節を持った対応ができ、スムーズに勉強に取りかかれる場合もあります。
全てを親が抱え込まずに、学習の「見守り」を信頼できるプロに任せることを検討するのもありかもしれません。
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親野先生が提唱する「自発的な学び」を長年現場で実践し、家庭学習の心強いパートナーとなっているのが「KUMON」です。
「子どもは本来、誰もが学ぶことを好むものですから、その『好き』という気持ちを大切に育むことが何より重要です。KUMONには、一人ひとりに最適な『ちょうど』の学び、達成感を味わえる『リトルサクセス』の積み重ね、そして『見守る大人』という、子どもの成長を支える要素が詰まっているんです」と親野先生は語ります。

親野先生も太鼓判!学びのスタートに「KUMON」が選ばれる4つの理由
・その子に合った「ちょうど」の内容

「難し過ぎてわからない」のも「簡単過ぎてもの足りない」のも、学習意欲を削いでしまう原因に。KUMONは年齢に関係なく、子どもの個性や気持ちに寄り添いながら、その子にとっての「ちょうど」からスタート。「個別最適化」された学習内容で、ムリなく楽しく学べます。
・スモールステップで「できた!」を実感

KUMONのテキストは、ラクに解ける問題からスタートし、ほんの少しずつ難易度を上げていくスモールステップ方式。「できた!」という「リトルサクセス」を積み重ねることで、自己肯定感や達成感が得られ、学ぶ意欲を高めていきます。
・リアルな先生という「第三者」の存在

親以外の大人に認められて褒めてもらえる経験が、子どもの自己肯定感を大きく育てます。また、いろいろな大人と接することは、子どもにとって非常に大事。多様な考え方に触れることで、親や学校の先生が絶対的な存在になるのを防ぎ、自分で考えるきっかけ作りにもなります。
・忙しい家庭の代わりに、教室で学習を見守り

教室に通うことで気持ちが切り替えられるため、学習リズムや自学自習の習慣も身につきやすくなります。また、「子どもの学習状況を把握して適切な課題を与える」という工程を、プロ(先生)に委託できるから、忙しい家庭にとっても強い味方に。
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お子さんの学びのスタートにぴったりな「KUMON」。まずは気軽にお試ししてみるのがおすすめです。
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KUMONは「個人別学習」。だから、いつでも始められます。
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撮影=奥西淳二 文=酒詰明子
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