「あんな風にはなりたくない」地味な新入りママを見下す心理。人にどう見られるかを気にする母親の“心の裏側”【著者に聞く】

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『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

子ども同士の友情から始まるママ友関係は、ときに付き合いの難しさに悩むことがあります。幼稚園のママ友3人組をそれぞれの視点で描いたコミックエッセイ『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』は、子どもの友情で繋がったママたちの関係の危うさが描かれています。子どものために表面上は穏やかな関係を築いているのですが、その裏には黒い感情が渦巻いていることも。本作を、著者インタビューと合わせて紹介します。

【マンガ】『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』を読む

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』あらすじ。みおママの場合


『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

幼馴染のけんとくんと同じ幼稚園に一人娘のみおを通わせるみおママ。けんとママとは乳児期の苦しい時期を共に乗り越えた親友です。しかし最近、娘がさくらちゃんと仲良くなり、さくらママも輪に加わるようになってきました。さくらママの印象は「地味で、友達もいなそう、あんな風にはなりたくない」人。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

しかもさくらママのせいでけんとママと話ができず、「邪魔だ」と感じるようになります。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

子どものために穏やかに振る舞いながらも、心の内側ではさくらママに黒い感情を抱くみおママ。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

乳児期の大変な時期を共に過ごしたけんとママとの特別な関係に、さくらママを入れさせようとしません。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

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『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

さくらママに黒い感情を抱いてしまう、みおママ。その理由には、お金持ちで「なんでも持っている」ように見えるさくらママへの嫉妬心もあったのです。


一見、仲良く見えるママ友関係の裏の感情を描いた本作。著者のあさのさんにみおママについて話を伺いました。

ママ友関係の裏に渦巻く黒い感情。その背景にあるものは…


『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

── 穏やかそうに見えていたみおママが、内心では「うざい」「みっともない」といった黒い感情を抱いていて驚きました。みおママはどのような人物なのでしょうか?

あさのさん:みおママは学生のころから「こうなりたい!」より「ああはなりたくない」という考えで人と関わってきた人。とにかく人にどう見られてるのかを気にするので、限られた予算内でおしゃれして、ぼっちになりたくなくて頑張っているタイプの人として描きました。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

── みおママの黒い感情は、けんとママへの執着や、“なんでも持っている”ように見えるさくらママへの嫉妬心からくるものかと思います。こうしたリアルな黒い感情を描こうと思った理由はありますか?

あさのさん:きっかけは特にないのですが、みおママを登場させるとき、嫌われてもいいから徹底的に自分の黒い部分を出してみようと思って描きました。実生活ではそんなに嫉妬はしないのですが、漫画のことになると売れている作家さんのSNSを見て嫉妬したりやさぐれたりするので、その感情を反映させてみました。(実際に意地悪なんてしませんよ!)みおママはブログなどのコメントでも反響が大きくて嬉しかったです。

『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』より

── みおママは他人を見下す意地悪な面もありますが、自分の感情に正直でどこか憎めないキャラクターのようにも見えます。彼女を描くうえで気をつけた点があれば教えてください。

あさのさん:みおママも悩みを抱えるママのひとり。最後はいい人として描いているので、意地悪な面とのギャップ萌えを狙いました。そのためギャップがわかりやすく伝わるようにしました。

*    *    *

持ち物、家、夫、生活環境…。子どもから始まる関係は、同じ「ママ」という立場でも、背景や状況が自分と大きく異なる場合があります。嫉妬心が芽生えやすい関係性だからこそ、みおママに多くの共感が寄せられたのかもしれません。


文=K.Kunitake

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