突然の夫の離職、ワンオペ、モラハラ、子どもの問題行動。息苦しさを抱える家族はどこへ向かうのか【著者に聞く】

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『夫ですが会社辞めました』より

【マンガ】『夫ですが会社辞めました』を最初から読む

自然豊かな葉山の町を舞台に、現代に生きる家族のエピソードを描くコミック作品『夫ですが会社辞めました』。そこには、同じ園に子どもたちを通わせるさまざまな家族が登場します。どの家族も、理想と現実のギャップに苦しみながらも、自分たちの家族のあり方を探して一歩一歩進んでいきます。
この作品に登場する家族と、それぞれが抱えている問題を紹介していきましょう。

『夫ですが会社辞めました』あらすじ


この物語の中心となるのは、会社に行けなくなって専業主夫になった川田俊。大黒柱として家計を支える妻の沙月、4歳の息子・カズとの3人家族です。俊の離職をきっかけに川田家は葉山に引っ越し、妻の沙月は2時間かけて都内へ通勤しています。主夫として時に肩身の狭い思いをしている俊と、大黒柱のプレッシャーを感じている沙月は、心がすれ違う日々を過ごしていましたが…。

『夫ですが会社辞めました』

カズと同じ園に通う女の子、ナナは友だちを叩いてしまうなど問題行動がありました。その母親・木下理恵は娘の行動のせいで仲良くしていたママ友から距離を置かれてしまいます。夫も地元の友だちとつるんでばかりで、家事育児はワンオペ状態の日々に、理恵の不満は募って…。

『夫ですが会社辞めました』

沙月や理恵とママ友付き合いをしている葉月香代は、夫の不機嫌ハラスメントに悩んでいます。娘もそんな夫の影響を受け、不機嫌になると友だちに当たるようになりました。それに気づいた香代はショックを受け、夫が無意識のうちにしている行動をなんとかしなければと決意します。

また、川田家と同じようにパパが家事育児をメインで担っているのが岡田家。3人の子どもの育児をこなしているちょっとクセの強いパパは、周囲の空気を読めない人と思われています。岡田家の両親は、小学校へ行きたがらない様子を見せる長女を心配していますが…。

自分にとって心地よい人とのつながり方や距離感を探して


日常のちょっとしたできごとの中で感じるモヤモヤを、繊細に描いた『夫ですが会社辞めました』。ご自身の経験や周囲の方々への取材をもとに描かれた物語にはどんな思いが込められているのでしょうか。著者・とげとげ。さんにお話を伺いました。

とげとげ。さん「主人公の俊は人と上手に関わることが苦手で、今の社会でいう一般的なレールからは外れてしまいます。この作品では、そんな俊が都心から葉山に移住し、心地よいと思える環境や人に出会っていくことで救われていく様子を描きました。俊と同じように悩んでいる人も、合わない環境にいるからダメなだけかもしれないですよね。自分に合う環境に辿り着けば、案外心地よく過ごせる人はいるんじゃないかなと。人とのつながりはツラさを感じることもあるけど、やっぱり得られるものも多いですから。この物語を読んだ人が、自分にとって心地よい人とのつながり方や距離感を探したり、ちょっと開き直って考えたりするきっかけになったら嬉しいです」

さまざまな家族が抱える悩みや複雑な人間関係が丁寧に紡がれる本作。生きづらさを感じる現代において、自分らしく居られる場所や人間関係を見つめ直す大切さを優しく教えてくれます。今の環境に少し疲れを感じている方や、心地よい距離感で人とつながりたいと感じている方の心に、そっと寄り添ってくれるはずです。

【取材=松田 支信/文=レタスクラブWEB編集部】


※この記事は2022年09月23日配信の記事を再構成しています。

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とげとげ。

漫画家/イラストレーター

とげとげ。
神奈川県葉山町在住の漫画家・イラストレーター。元ナースで2児(姉弟)の母。既刊に、『夫ですが会社辞めました』シリーズ、『心の不倫は罪ですか?』(KADOKAWA)など。

Information

主夫と大黒柱妻。川田夫婦が選んだ未来は?

夫ですが会社辞めました
俊と沙月がそれぞれに悩み、ぶつかった末に見つけた『家族の形』とは……? ふたりの葛藤と選択、そして踏み出した新たな一歩は、書籍だけで読めます。WEB未掲載の描き下ろしエピソードが50ページ!

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地元の仲間と遊んでばかりで家庭に無関心な夫、落ち着きがなく手のかかる娘、ママ友たちの間では孤立…。悩み多き『ナナちゃんママ』こと木下理恵のエピソードを中心とした電子書籍『母ですが妻やめました』、WEB未掲載の描き下ろしエピソードがたっぷり40ページ超です!

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