母子手帳なのに20歳まで使える! 「20年をつづる母子健康手帳」が注文殺到で販売休止

#くらし   

出産や育児をする際に欠かすことができない母子手帳であるが、子どもが大きくなるにつれて使う機会が減り、「あれ? どこいったかな?」なんて忘れられてしまうこともしばしば。しかし、新たに作製された“20歳まで使える母子手帳”が大きな反響を呼んでいる。

■20歳まで使える「20年をつづる母子健康手帳」

「母子手帳」とは、体調が急激に変化しやすい妊産婦や乳幼児のために、妊娠や出産の経過、乳幼児の発育や発達状態を記すためのもの。健診や予防接種などの有無を記録したり、種類によっては育児のためのアドバイスが書かれているものも。正式名称を「母子健康手帳」といい、ほとんどの場合6歳までの仕様になっているのだが、一般社団法人「親子健康手帳普及協会」が作成した母子手帳は20歳まで記録し続けることができる。

年齢を重ねたとしても、病気やケガをしたり、インフルエンザをはじめとした予防接種を受ける機会はある。これまでの病歴を記しておくことで、疾病の治療方針の参考にすることもできるので、通院する病院が変わっても困らないのが嬉しいところだ。

■ママ・パパにも嬉しい機能付きで大好評?

「20年をつづる母子健康手帳」は、子どものためではなく、お母さんやお父さんのための機能も満載。妊娠・出産・育児に必要な知識や対処法はもちろん、父親が子育てに参加するための注意点や、児童虐待を防止するための方法など、育てる側にも配慮した内容が盛り込まれている。メッセージ欄も用意されているので、子どもが20歳を迎えた時に渡すことができるようになっているなど様々な工夫が。TwitterなどのSNSでも「我が子がハタチになったら渡してあげたい」「これ10年前に作っててほしかった~。今からでも欲しい!」と、これから親になる人だけでなく、既に子どもが大きくなっているという人からも使ってみたいという声が上がっている。

■入手困難!? 個人も自治体も欲しがる母子手帳

大好評の「20年をつづる母子健康手帳」だが、当初は海外在住の日本人のために作製されたのが、日本に住む人や自治体からも利用したいという問い合わせが入ったことをきっかけに、2月からは個人で購入が可能になる予定になっていた。しかし、そのあまりの反響の大きさに、ネット上で販売代行をしている「風間書房」では販売を一時的に休止。注文予約さえも休止しているという状態だ。今までにない画期的な試みの母子手帳だが、日本で使えるようになるのはもう少し先になるかもしれない。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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