面接で泣くなんて! 耐えるアラサーにとどめの一撃 ただの主婦が東大目指してみた(57)
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あっこれ、だめなやつだ。
焦りを通り越して、心の奥から悲しみがうわぁっと押し寄せきて、目に涙が溜まって来た。
こんな簡単な質問なのに、東大の最終試験にまで来て、こんなところで終わるの?
ここまで頑張っただけでも東大受験をしてよかった……そう思ってたけど。
せっかくチャンスをもらえて、せっかくここまで来たからには、やっぱり東大に合格して夢を追いかけたい。
涙が、もう落ちる。
ちょっと待って、でも
子どものお受験ですら泣いたら不合格なのに、受験生の中では比較的オババな私が最高学府の口頭試問で、怒鳴られたわけでも意地悪されたわけでもなく、ただ分からないってだけで泣くとかMAJI地獄じゃん。
涙が落ちる寸前、とっさに鼻を掻くふりをして親指で涙をぬぐい、言いたいこと(ほぼ再放送)を東大教授(D)に伝えた。
下手すりゃ、ほじりながら喋ってると思われるリスクがあるけど、はなほじBBAより、泣いたBBAとして名を残す方がよっぽど嫌だ。
東大教授(D)の質問と、私の再放送の回答×3のせいで時間が押したせいか、ほじり後すぐに進行の人が次にまわした。
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Information
著者:ただっち
現役・東大院生。英語学習カウンセラー。ブログ『ただの主婦が東大目指してみた』が、開始後5ヶ月で1日最高28万PV、月間450万PVを記録。結婚を機に専業主婦になったものの、東大大学院の受験を決意。著書に『ただの主婦が東大目指してみた』(フォレスト出版)、『東大「ずる勉」英語 〜3ヶ月で赤門くぐった「超効率」学習法〜』(ぱる出版)。
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