「子どもが夢を追うのは親への裏切り」母親の言いなりになっている状況から逃げ出したい/親に整形させられた私が母になる(8)

子どもが夢を追うのは間違ってるってこと?

私は恵まれている?母の勧めで中学卒業のタイミングで初めての整形手術へ
『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』8話【全11話】


「毒親」という言葉は1989年にアメリカの精神医学者が提唱して生まれた言葉ですが、2021年には「親ガチャ」という言葉が新語・流行語大賞のトップテンに入り、昨今、“親と子の関わり方”についての注目度が高まっています。親は少なからず子どもに“どんな子どもであってほしいか”という希望を持つものですが、中にはその理想に子どもを当てはめようと過干渉になる親も…。

小学校低学年の頃から、エリカさんの母は「一重で可哀想に…」と話し、中学卒業のタイミングで二重にするための整形手術をするよう勧めてきました。そして顔も髪型も服装も、部活も進学先も、あらゆることが母の希望に沿ったものになっていきました。親はそういうものだと思っていたエリカさん。しかし、子どもが自分の意思を通すことを応援する親がいるということを知り、自分の母親が“普通じゃない”ことに気づくのです。そして、その疑問を母親にぶつけます。

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