「アスペルガーと知って結婚したのはあなたでしょ」信頼する母にも理解されない苦しみ/好きになった人はアスペルガーでした(14)
『好きになった人はアスペルガーでした』14回【全15回】
仕事のための体力作りをしようと学生時代にやっていたテニスを再開することにしたちくわさん。
「お年寄りも大歓迎♪」という楽しそうなテニススクールに入会しました。
広告通り年配の方も多く、皆とても優しく明るい雰囲気。ホッとしたのもつかの間、登場したのは金髪メッシュに派手なサングラスをつけたコーチだったのです。「ちゃっちゃとやってくれる? おじいさん達!」と生徒に向かってタメ口で登場し、ちくわさんはびっくり!
奇想天外な行動に振り回されつつも、おもしろい人だと思ったちくわさん。しかしその言動に無視できない違和感が…。実は、彼は発達障がいの一種である「アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)」でした。
ちくわさんはやがて彼に惹かれていって…。アスペルガーの彼とうまくつきあうコツは? ちくわさんの事例を見ていきましょう。
※本記事はちくわ著、宮尾益知監修の書籍『好きになった人はアスペルガーでした』から一部抜粋・編集しました。
ちくわさんは交際している彼から自分がアスペルガー症候群であること、その特性のために当時の妻が精神的に病んでしまい離婚したことを打ち明けられます。それを受け入れた上で交際を継続、同棲をスタート。試行錯誤の末に彼とのコミュニケーションの困難を克服していきました。
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