空から降ってくる雨粒は、決して「しずく型」ではなかった⁉/人類なら知っておきたい 地球の雑学(64)

あらためて考えると、この地球(ほし)にまつわるさまざまなことは「知っているようで知らない」ことが多いのではないでしょうか…。
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をお届けします。
思わず誰かに話したくなる理系ウンチクは、職場や家庭での日々の雑談に役立つかもしれません!
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
雨粒は、決して「しずく型」ではなかった⁉
雨粒のイラストは、上部がとがった「しずく型」になっているのがお決まり。でも、雨粒は本当にそんな形をしているのだろうか。
雲の中にあるとき、雨粒はまだ小さく、表面張力の働きでボールのような球形をしている。それが次第に大きくなったり、雨粒同士くっつくことで重くなって落ちてくる。気象庁の定義では、直径0.5ミリメートル未満のものが霧雨で、0.5ミリメートル以上になると雨なのだが、このときもまだ球形である。
だが2ミリメートルほどの大きさになると、下から空気抵抗を受けるので、下のほうが平たくなる。上半分は丸くて下半分はぺちゃんとつぶれた、おまんじゅうのような形である。さらに、7ミリメートルくらいに大きくなったり、落ちるスピードが速くなったりすると、おまんじゅうのような形の雨粒は、割れて小さな粒になる。
このように、空から降ってくる雨粒は、球形または水平につぶれた形で、しずく型になることはないのだ。
では、なぜしずく型が雨粒のイメージとして定着したのか。低いところから落ちる水滴は空気抵抗をさほど受けないので、しずく型をしていることがある。雨粒も、いったん木に降ってそれから落ちてきたり、窓ガラスを伝っているときは、しずく型になる。それを見て、雨はしずく型だと考えられたのだろう。
また、雨粒はどんなに大粒に感じても、1センチメートルを超えるものはない。落ちてくるスピードも、雨粒が大きいほど速いのだが、7ミリメートルほどになると割れて小さな粒になるので、どんなに速くても秒速10メートル程度である。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
Information
おすすめ読みもの(PR)
読みものランキング
-
1位「理想の人がいるなんて幻想、今すぐ捨ててください」結婚相談所で受けた非情な宣告/結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄(1)
-
2位ヤンキー風の保護者からクレーム! 保育士がすぐに謝ったら/保育士でこ先生2(1)
-
3位父が変なイビキをかいた夜。翌日、病院で見つかったのは脳の腫瘍/家族を忘れた父親との23年間(1)
-
4位「なんだか前と違う」白髪もシミも増加…43歳の女性を襲った不調の正体/私の生理のしまい方(1)
-
5位漫画家の親から見ても「変わり者」。小4の娘が朝から仰天行動!
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細

