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【ジキル博士とハイド氏なねこ】「なんて恐ろしいやつだ」凶暴な人格に変身したねこ/にゃんと!ねこむかしばなし(10)

誰もが知っている古今東西の昔話に、ねこが登場したらどうなる?
そんな組み合わせを試みているのが、「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。有名な童話や昔話も、ねこが加わっただけでひと味違った展開に! 悲劇すらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿に、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなしです。
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできます。ねこが加わる新たな展開の物語、ぜひお楽しみください!
※本記事は著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆ジキル博士とハイド氏なねこ

◆元となったむかしばなし
ジキル博士とハイド氏
昔、あるところにジキル博士という穏やかで善良な医者がいました。
そんなジキル博士の周りで怪事件が起き始めます。犯人はハイドという青年で間違いないはずなのに、その場所に残っている証拠はすべてジキル博士に結びつくのです。
ある日、ハイドがジキル博士の服を着て自殺した姿が発見されました。近くにはジキル博士の筆跡で遺書があり、そこには「私の中にはいつの間にか悪の心が芽生え始めていた。そのため、時々開発した薬を飲んで姿を変え、心の赴くがままに悪行をしてきた。それがハイドだ。しかし、ハイドが薬なしで勝手に出てくるようになってしまった。もう彼を抑えるにはこれしかないと判断し自殺をする」と書いてあったのでした。
◆ファウストとねこ

◆元となったむかしばなし
ファウスト
昔、ドイツにファウストという人がいました。ファウストは知識に貪欲でしたが、世界には自分が知らない情報があるのに、寿命という制限があるためそれらを知ることができないと絶望していました。
そんな時に黒い犬の姿を模したメフィストフェレスという悪魔がやってきます。「この世のすべてを体験させる代わりに、死後の人生は私に捧げよ」と取引してきます。
それに対してファウストは「時よとまれ、そなたは美しい」と自分に言わせるほど満足できるのならと、OKをだし、人生を再び謳歌し始めました。そしてファウストは「最高の幸福」に気づいた時、「時よとまれ、そなたは美しい」と口にします。
その言葉を聞いた悪魔がファウストを地獄に連れていこうとしますが、無事に難を逃れて天へと上っていったのです。
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