手作り歴60年以上!登録者数23万人超の73歳YouTuber「まだまだやりたいこと、知りたいことがたくさん!」

自作のYou Tubeの撮影空間。ここで500本以上の動画を撮影

人生100年時代と言われますが、「仕事を辞めたら何をすればいいのかわからない」「大きくなった子どもは別の家庭を持っているし、どうすればいいの?」「そんなに長く生きてもね…」と不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

YouTubeチャンネル『Diy Soho手作り倉庫』を主宰する吉田三世さんは、「100歳まであと27年。やりたいことがたくさんあります!」と語ります。

着物をリメイクしたコートなどの服、100円ショップで買った手ぬぐいを使ったバッグ、子ども服などさまざまな手作り品の作り方動画や、フォロワーとのおしゃべりを楽しむライブ配信など、大忙しの日々を過ごす吉田さんの「人生を面白がる」術、取り入れてみましょう!

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70歳を越えて、初めての経験がいっぱい

やりたいことが出てきたら、間髪いれずに行動するのが吉田さんのモットー。
孫世代にも手作りの楽しさを知って欲しくなり、YouTubeでの動画配信を開始しましたが、動画撮影や編集についてはまったくの素人。当初は、わからないことは聞きまくったそう。「誰だって最初は初心者なんです。聞くのがはずかしい、失敗したらどうしよう、なんてためらっている時間がもったいない!」と持ち前の前向き精神で、わかるようになるまで何度も教えを乞いました。

今では撮影も音声も編集も全部ひとりで行うほどで、思い立った時にすぐに撮影したいから、撮影場所は本業の社交ダンスドレス製作のアトリエの一角に。ビデオカメラは、手作りの様子を真上から撮影できるように物干し竿に三脚を逆さでガムテープで固定しています。「この道具がないとできない、って言う人もいるけど、身の回りにあるもので代用するのもありでしょう。創意工夫でできるもんだと思います」。

作業する手元が見えやすいようにカメラを固定


吉田さんにとって、目に入るもの、聞くものすべては手作りの発想の源。「買い物に行っても人とおしゃべりしていても、パッとアイデアがひらめきます。着物リメイクもメルカリで二束三文で売られていた大島紬を見て、『これで服を作ったらいいかも』と思ったのがきっかけ」。出来上がったコートの作り方をYouTubeにアップしたら、評判を呼び、着物リメイク本を出版、さらにカルチャーセンターで講師として講座を持つまでになりました。

大島紬で作った裏なしコート


「本の出版も講師も未知の世界で、70代になっても知らないことに出会えるんだ!と毎回感動しています。作りたいものも伝えたいこともたくさんあるし、知りたいこともいっぱいあるだろうなと思っています。そう思うと、休んでなんていられない。人生はまだまだこれからなんですよ!」。

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好奇心と行動力、これさえあれば、人生何歳になっても楽しめそうです。

【著者プロフィール】
吉田三世
40歳を過ぎてから社交ダンスのドレス作りのプロに。2016年からYou Tubeで手芸の動画投稿を始め、2020年から着物リメイクによる作品を紹介。丁寧な解説とアイデア満載の作り方が人気でフォロワー数は23.6万人超(2023年10月時点)。

※本記事は吉田三世著の書籍『70歳で始めた着物リメイク、72歳で講師デビュー 人生まだまだ、これからよ 七転び八起き』から一部抜粋・編集しました。

作=吉田三世、取材・文=宮前晶子、撮影=木村正史

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