「サランラップRに書けるペン」の人気の理由は〇〇にあった！ ヒットの秘密を大公開

お弁当に、電子レンジ加熱に、食品の保存にと毎日の食卓で大活躍の「サランラップR」。この「サランラップR」に直接イラストやメッセージが書ける専用ペン、その名も「サランラップRに書けるぺン」が、昨夏の発売以来、人気急上昇中です。

「『サランラップR』の『食品を包む』という本来の価値に、何か新しい価値をプラスして見つけられないかなぁ、そんな思いで調査を重ねていたら、ラップを使うときに、付箋などでメッセージをつけている方が多いことが分かったんです」。そう話すのは、旭化成ホームプロダクツマーケティング部の植木美賀さん。

「誰もが忙しい現代ですが、食を通じてのコミュニケーションを、手書きのメッセージで取っていらっしゃったんですね。それならば、ラップに直接書ければ、面も広いしイラストも描けて、もっとコミュニケーションツールとして使えるのでは?　そんな思いから開発を始めました」。

「サランラップR」であるからには、冷凍庫から電子レンジまで使いたい。そう考えると、熱に弱い油性ペンではダメで、普通の水性ペンでは、ラップがインクをはじいてしまう。食品に使うものだからインクの臭いも抑えたいし、安全性も守りたい。そんな目標を掲げて、試作を繰り返すこと2年、やっとすべてをクリアした「サランラップRに書けるペン」が完成しました。

色もカラフルに赤・青・黒・緑・黄・白の6色に決定。実際の購入者がインスタグラムなどのSNSに投稿している写真を見ると、驚くような力作も。

「『お疲れさま』『温めて食べてね』から『きょう、子どもが寝返り打ったよ』『これ、ママのアイス！』まで、メッセージを見ていると、家族間のコミュニケーションに役立てていただけているのだなぁと感激します。将来は色も増やして、より多くの方々に楽しんでいただきたいですね」。