お正月が過ぎたら小正月。邪気を祓う「小豆粥」で寒い季節を乗り切って! 【年末年始のマナー】

年末年始には、古くから伝わる風習がたくさんあります。でもその意味や正しい作法は、意外と知らないもの。いざというときに迷わないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。
今回は、1月15日に食べたい行事食「小豆粥」。お正月にいただくお粥といえば「七草粥」が知られていますが、小豆のお粥もおすすめですよ。
小正月に健康を祈って。災いを祓い、万病を防ぐ小豆粥
1月15日は「小正月」と言って、小豆を加えて炊いた「小豆粥」を食べる風習があります。
小豆と言ってもお汁粉のように甘くはなく、七草粥と同様に、麦、あわなど7種類の穀物を加える場合もあります。
「小豆のように赤い色の食べ物は”邪気を祓う”と言われています。冬至の日に小豆とかぼちゃを一緒に煮た『いとこ煮』を食べる地域もあります」(岩下先生)

また、旧暦の小正月は満月(望月)だったため、お正月に残った餅を入れたものは「望粥(もちがゆ)」と呼ばれています。
古来中国では、疫病神を祓うため、冬至に小豆粥を食べるという風習がありました。
体調を崩しやすいこの季節...。冬を乗り切るまであと少し! 小正月に小豆粥を食べて、疫病退散を願いましょう。

教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。
文=さいとうあずみ
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