クリーニング代の節約に! 「冬物おうち洗い」の基本を洗濯のプロに聞きました
基本3:脱水の力で汚れを落とす
洗濯物を絞る作業は、洗濯機の「脱水」に任せて。脱水時に汚れが吹き飛ぶので、ここでかなりの汚れが剝がれ落ちます。しっかり脱水しないと繊維に洗剤が残り、すすいでも泡立ちが止まりません。
洗った衣類をネットに入れる
衣類を畳んで洗濯ネットに入れたら、衣類が中で動かないように、余った部分は縛って。ただし、ダウンの脱水時は縛らず、ネットの中でやや踊らせるように。
洗濯機で1分脱水する
洗濯機で1分脱水すると、衣類についた汚れが遠心力で吹き飛ぶ。衣類が少なくて回らない、またはエラーで給水を始めてしまう場合は、バスタオルを入れてかさ増しを。
水ですすぎ、再び1分脱水
脱水後、洗濯ネットから出し、泡が出なくなるまで水で充分にすすぐ。すすぎは押し洗いと同じ要領で。再度ネットに入れ、洗濯機で1分脱水したら洗濯完了。
基本4:部屋干しで素早く乾かす
特に濃い色の衣類は紫外線に弱く、直射日光に当てると色あせすることも。服を長もちさせたいなら部屋干しがおすすめ。室内でも日当たりがよすぎる場合は、衣類を裏返して干しましょう。
衣類の形を整える
衣類を干すときは、縫い目を軽く引っ張って縮んだ縫い合わせ部分を元に戻す。ニットなどは重みで伸び過ぎないように、重さを分散させて干す工夫を。
外干しより部屋干しがおすすめ
直射日光を避けるだけでなく、春は花粉などから衣類を守る意味でも部屋干しが◎。空気が通りやすいように、衣類と衣類の間は拳1個分以上間隔をあけて。
風を当てれば、なおGOOD!
早く乾かすほど、ニオイの発生が抑えられるので、洗濯後はすぐに干して。なるべく狭い空間で、除湿器やサーキュレーター、扇風機などを使って乾かせば完璧!
* * *
冬物は大抵クリーニングに出していましたが、本当にきれいになっているか不安なときも...。おうちで洗えるとしたら、経済的かつ安心です。
ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね!
イラスト/mappy 撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子
文/さいとうあずみ
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