ダウンジャケットこそ家での手洗いにぴったりのアイテム
ダウンは水鳥の羽毛ですから、水洗いに適しているのです。仕上げに30分ほど乾燥機にかけると、驚くほどふわっと感が復活します。
1:前処理する
衿や袖口に加え、かなり汚れているのがポケットとそのまわり。ダウンの内側も汗で汚れているので、内側全体にプレウォッシュ液(作り方は下参照)をスプレー。目安は各箇所3プッシュ。その後洗濯ブラシでたたいて。
【プレウォッシュ液の作り方】
空のスプレー容器に洗濯用の液体洗剤と水道水を1:1の割合で入れ、振って混ぜる。作ったプレウォッシュ液は1週間以内に使い切って。
*洗濯用液体洗剤は弱アルカリ性のものを選んでください。
2:空気を抜いてコンパクトにする
ダウンは中に空気が残っていると液体に沈みにくいので、すべてのファスナーを閉め、金具を留めてからぎゅーっと力をかけ、できるだけ小さく、コンパクトにまとめる。
3:洗剤液を吸わせる
ダウンを洗剤液に沈め、充分に水分を吸わせる。ダウンが薄いジャンパーのようにペラペラになったら、水分を吸った証拠。上下左右に衣類の向きを変えながら沈め、押し洗いして。
4:ネットに入れて1分脱水
ダウンを畳んで大きめの洗濯ネットに入れ、上から押して水けを減らす。そのあと洗濯機に入れ、1分脱水。ネットの余った部分は縛らず、ダウンをやや動かすように脱水して。
【エラーを防ぐ裏ワザ】
洗濯槽の縁にバスタオル4枚を沿わせ、かさ増ししてエラーを防止!
5:羽毛を均等にならす
脱水後、ネットから出し、水中で押し洗いしてすすぐ。再びネットに入れて洗濯機で1分脱水。ネットから出したら、パンパンとたたきながらダウンの羽毛を均一にならして整え、ハンガーに干す。
6:乾燥機に入れる
たっぷりぬれている状態で乾燥機にかけるのはNGだけれど、7割程度自然乾燥させたあとの仕上げに乾燥機を使うのはOK。約30分乾燥機にかければ、ダウンがふわふわに。
* * *
ざぶんと水に沈めるときはちょっとドキドキしましたが、押し洗いしながら「こんなに汚れていたのか...」とびっくり。洗いあがりがふわふわで、いい香りがするのもうれしいです。
ダウンジャケットのおうち洗い、おすすめですよ!
イラスト/mappy 撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子
文/さいとうあずみ