
トーク履歴を詳しくチェックしてみると、マッチングアプリで連絡先を交換している女性に遭遇。その痕跡から、旦那はもなかと結婚する何ヶ月も前からアプリを使っていたようです。
トークルーム全体の8割がアプリで知り合った女性とのやりとりで、実際に会っていたのはその中の1割、残りの女性からは返信がありませんでした。しかし旦那は、連絡が途絶えた女性に対してもめげずに誘いのメッセージを送っていました。

それは、もなかと「マッチングアプリはもうしない」と誓った後にも続いていたのです。しかも一人だけではなく、複数の女性に…。ショックを受けるもなかでしたが、アプリで会った女性とは普通に飲みに行っているだけのようで、それ以上の関係を匂わせる文面はありません。
トークルームに履歴があった20人のうちの、昔からの知り合いらしき女性の中には、既婚者もいました。その女性S子とは、もなかと旦那が婚姻届けを提出する前日にもメッセージを交わし、実際に会ってもいたようです。

もなかは、S子のほかにも、気になるやりとりをしている女性B子を発見。B子とは、甥っ子と出かけてくる、という嘘までついてドライブデートを楽しんでいました。
心に大きな傷を負いながらも、もなかは証拠となりそうなLINEのやりとりをすべて写真に収めました。
【ネタバレ】忘れられない結婚前の裏切り
もなかと旦那が結婚する前、付き合って半年がたった頃のころ。
当時の彼の自宅には、元カノが使っていたという化粧品や服がそのままになっていましたが、もなかは「そのうち捨てるだろう」とさほど気にしていませんでした。しかしある日、彼女のものではない化粧品やシャンプーが増えていることに気づいてしまったのです!
「これは絶対に怪しい」
そう思ったもなかは部屋の隅々までチェックし、ゴミ箱の中から女性が泊まっていったという確たる証拠を発見。

その証拠をつきつけたことで、旦那(当時は彼氏)は浮気を認めたのでした。

旦那によれば、その女性とはもなかと出会う前からの知り合いで、恋愛感情はないとのこと。元カノでもないらしく、いわゆるセフレだったようです。すべてを話した旦那にもなかは別れたいと告げますが、彼は首を縦にふらず何かと理由をつけて食い下がってきます。
根負けしたもなかは、「ほかの女性のものは即刻すべて廃棄すること」「結婚前提にまじめに向き合い親に挨拶すること」「絶対に裏切らない」という約束を交わし、旦那との復縁を受け入れました。
そしてこの時のセフレ女性が、結婚後のいま、またしても登場したのでした。

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マッチングアプリでパリピ女や清楚系ビッチになりすます、などキャッチーでコミカルな展開が魅力の本作ですが、夫の嘘と裏切りによって打ちのめされるもなかさんの心情は察するに余りあります。しかし、もちろんもなかさんが黙って夫を許すはずもなく「制裁」を下すことに…!
原作者のもなかさん
「私のこの選択が正しかったのかどうかは、まだわかりません。そしてひとりで誰にも相談できず、パートナーの浮気に悩んでいる方。その思いを、何かしらの方法でぶちまけてみてください。私は匿名でSNSで発信したという形ですが、本当に本当に救われましたから」
最後の最後はちょっと意外な展開に…!? 浮気の捉え方が人それぞれであるように、この結末をどう感じるのかはあなた次第。ぜひ漫画を最後まで読んで、サレ妻・もなかさんの戦いの行方を見届けてください。
文=山上由利子