20kg減に成功した「にーよん」さんによる、カロリー計算不要のバランスごはん【にーよん式ダイエット・食事改善編】

Instagramフォロワー約19万人のダイエッター「にーよん」さん。5人の子育てをしながら20kgの脂肪をちぎり捨てたことで話題になり、発売した書籍も大人気！そのダイエット方法がためになるし励みになると、同じ方法でダイエットを実現した方も多数いるほどです。そこで、忙しくてもやせられる、にーよん式メソッドの基本をレクチャーします！

▶教えてくれたのは…
にーよんさん
4男1女のダイエット母さん。27歳から妊娠、出産を繰り返し、20kg増。銀行のATMで「画面にものを置かないでください」とエラーが出たため、見てみると自分の脂肪だった、という衝撃からダイエットを決意。約100日で、見事脂肪をちぎり捨てた。試行錯誤の様子をInstagramで公開したところ大反響を呼び、フォロワーが急増。著書『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。マネするだけ5日間痩せプログラム』（KADOKAWA）などが好評発売中！　
Instagram @sango_diet24

「皆さん、初めまして！　にーよんです。
この衝撃のビフォーアフター、われながらすごいですよね！
ダイエットを始める前の私は『忙しい』をいい訳にやせることを諦めていました。
それなのに、一瞬だけがむしゃらに運動したり、サプリをのんだり、リバウンドの繰り返し……。
そんな失敗を経てたどりついた方法は
原点回帰の『バランスの取れた食事と運動』。
大切なのは油を使わない調理で、あとは秒単位でできる『チリツモ運動』。
平日はこれでがんばって、土日は家族と我慢せずに過ごす、でも間違いなくやせられます。
『私にも絶対できる！』そう念じて一歩踏み出してみましょう」

にーよん式ダイエットの黄金バランスは「1：1：2」

にーよん式ダイエットの強みは、食べる満足感を得ながら余分な脂肪を「ちぎり捨てる」ように減らせる点。大事なのは食べる量より、何をどれくらい食べるかの「バランス」です！

代謝を上げるためにもしっかり食べる
「食べる量は減らさなくてＯＫ。面倒なカロリー計算もしません。大切なのは、食べるもののバランス。シンプルにご飯1：たんぱく質1：野菜2と覚えて、このバランスになるように献立を考えるだけ」とにーよんさん。

40歳を過ぎて、バランスよく食べないと脂肪は燃えないと実感。スーパーで買う食材から変わったといいます。
「体にとってのコスパを考えて食材を選ぶようになりました。野菜はもちろん、ほぼゼロカロリーでミネラルもとれる海藻など、脂肪燃焼に役立つ食材を選び、食べたいと思うメニューでダイエット向きにアレンジしています」

自信作のレシピは、SNSでも発信。黄金バランスを守ると野菜の摂取量が増えるため、高血圧などが改善したという声も多いとか。
「まずは3日間でもトライ。体重はまだ変わらなくても、ジーンズのはき心地が変わりますよ！」

計量は手計りでOK
黄金バランスを保つ1食当たりの適量の目安。女性の握り拳1個分のご飯で約100g（体格により＋50g）。肉などのたんぱく源も握り拳1個分として、その倍量の野菜を主菜の具や副菜に。

ご飯（炭水化物）は車で、野菜はアクセル。
揃ってこそ脂肪が燃えるスピードが加速します！

黄金バランスごはん実現のコツは…

ご飯
主食は3食ともにご飯がおすすめ
「食べ過ぎなければ、脳や体を動かすエネルギー源にはご飯が一番。握り拳1個分で満足感が出て、栄養もとれます」（にーよんさん）

たんぱく質
筋肉をキープして脂肪が燃える体に
肉を基本に魚介、大豆加工品などで、毎日しっかりたんぱく質を摂取。握り拳1個分または手のひら1枚分が、1食当たりの適量の目安。

野菜
積極的に使ってたっぷり摂取
たんぱく質量の2倍はとりたい野菜。サラダはもちろん、余り野菜で副菜を作ったり、刻んだ野菜は肉にからめるソースに。

ダイエットを始める前には自撮り写真を。にーよんさんが太っていた頃のスカートは、1年間でこの緩さに！

＊　＊　＊

面倒なカロリー計算や、極端な「～べからず」はダイエット継続の大敵！　満足感をキープしながら食事バランスを整える「にーよん式ダイエット」なら、無理なく健康的にやせられて、長く続けられそうですね！

レシピ監修／にーよん　調理／新谷友里江　撮影／難波雄史（料理）、臼田洋一郎（にーよんさんキリヌキ）スタイリング／坂本典子（シェルト*ゴ）　栄養計算／スタジオ食　編集協力／山﨑さちこ、佐藤由香（シェルト*ゴ）　　

文＝高梨奈々