「私と一緒ならできる」挫けそうになる息子の手を引き続ける母の過剰な愛/すべては子どものためだと思ってた(15)

私も一緒に走るから

特別でも、立派じゃなくてもいい。ただ存在してくれたらいいと感じた我が子の誕生日/すべては子どものためだと思ってた(1)
『すべては子どものためだと思ってた』 15話【全16話】


「子どものための正解」って一体何?

土井家の長男・こうたは、未熟児として生まれ、体が弱く自己主張もあまりしないタイプ。そんな息子に対して「特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしい」と願う母のくるみは、とあるきっかけで息子が小学校内でクラスメイトから下に見られがちなことを知ってしまいます。

「親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられない」そんな考えに取り憑かれた母は、息子の中学受験を決意。受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れてきますが、その思いが我が子を、そして家族を次第に追い詰めていき…?

あなたの「子どものため」という思いが、本当は子どもを傷つけてしまっていたとしたら?
毒親問題に切り込むエピソードをお送りします。

※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『すべては子どものためだと思ってた』から一部抜粋・編集しました。

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