月は地球の一部だった⁉月の誕生について考えられる4つの仮説/人類なら知っておきたい 地球の雑学(2)

地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね。例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
月はかつて地球だった⁉最有力視されている「ジャイアント・インパクト説」
アポロ計画によって実施された調査や実験により、月の誕生は地球と同じく、およそ46億年前であることがわかっている。そして、月がどのように誕生したのか、その起源についてはさまざまな説が唱えられているが、大きく四つに分けることができる。
一つ目は、地球が誕生した直後、冷えて固まる前に、遠心力によってその一部がちぎれて月がつくられたという「親子説」。二つ目は、太陽系ができたとき、チリが集まることで地球とともに月が生まれたという「兄弟説」。三つ目は、たまたま地球の近くを通過した小天体が、地球の重力にとらえられて月になったという「他人(捕獲)説」。そして四つ目は、地球が生まれて間もない頃、火星サイズの天体(直径は地球の約半分ほど)がぶつかった衝撃で、宇宙空間に飛び散った地球や天体のかけらが次第に集まり、月ができたという「ジャイアント・インパクト(巨大衝突)説」である。
この中でも「ジャイアント・インパクト説」は、1975年に提唱された、学説としては比較的新しいものだが、現在では月の起源として最有力視されている。その根拠の一つになっているのが、アポロ計画で採取された月の岩石だ。分析の結果、その成分には地球由来と地球外由来の成分が含まれていたのである。
さらに、コンピューターを使ったシミュレーションでも、原始の地球に天体が衝突したことが裏づけられており、最新のシミュレーション結果によれば、衝突が起こってから月ができあがるまでにかかった時間は、わずか1カ月足らずだったこともわかっている。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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