【玉手箱なねこ】開けたらダメと言ったのに! 玉手箱によって真っ白になってしまった理由/みっけ!ねこむかしばなし(1)
もしも、マイペースなねこが物語に登場したら…?
言わずと知れた有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみの漫画家・イラストレーターのぱんだにあさん。
古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開になっていきます。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆玉手箱なねこ
◆元となったむかしばなし
浦島太郎
むかし、あるところに浦島太郎という青年がいました。
浦島が海辺を歩いていると1匹のかめが子どもたちにいじめられています。
かめを救った浦島は、お礼に竜宮城に連れていってもらいました。
竜宮城では美しい乙姫が出迎えてくれ、たいそうなおもてなしを受けます。
時を忘れて楽しんでいた浦島は「そろそろ家に帰りたい」と乙姫に告げます。
すると乙姫はお土産に玉手箱をくれましたが同時に「絶対にこの箱を開けてはいけません」と付け加えます。浦島が地上に戻ると何十年も時間が経っていました。
途方に暮れた浦島は乙姫の忠告を忘れ、玉手箱を開けてしまいます。すると、白い煙に包まれ浦島はおじいさんになってしまうのでした。
著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』
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