知ってる?贈り物につける「のし紙」の意味と適切な選び方

「また会いたい気持ちを伝えるために、お迎えよりもお見送りを丁寧に」。「お呼ばれのときは『5分遅れ』でうかがい、相手に心のゆとりをプレゼントする」…など、マナーといわれる行為の背景にあるのは相手への思いやりです。
マナーに添った振る舞いをすれば、おのずと相手も心地よくなり、あなたの印象がさらに良くなるかも。
77歳の今も現役で活躍する大人気のマナー講師・岩下宣子さんが本当に必要だと感じるマナーを通して、人生を軽やかに生きるヒントを教えてくれます。
※本記事は岩下宣子著の書籍『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』から一部抜粋・編集しました。
「のし紙は古くさい」って思っていませんか?
最近、贈り物に「のし紙」をつけましたか? 周囲の人に聞くと、のし紙よりリボン派が多いようです。リボンだってもちろん素敵ですが、のし紙のよさも忘れてほしくないなぁと思うのです。
のし紙がかけてあると、贈り物の目的がひと目でわかります。お祝い、お歳暮、お見舞い、御礼、お供えなど、のし紙にしっかり書かれていますからね。
のし紙には水引も印刷されています。蝶結びであれば「このようなよいことが何度も繰り返されますように」という願いが込められていますし、簡単にはほどけない結び切りは「一生に一度きりでありますように」というメッセージ。出産祝いには蝶結び、結婚祝いやお香典などには結び切りを使うのはそのためです。
「のし」そのものは、「のしあわび」が語源です。古来、贈り物にのして干したあわびをつけていました。栄養価が高く、日持ちすることから長生きの印として祝い事や普段の贈り物に用いられていたそうです。
のし紙ではなくリボンをつける場合には、贈り物の目的などを伝えるメッセージカードを添えるといいでしょう。
ところで、「外のし」と「内のし」の違いを知っていますか? 包装紙の上からのし紙をかけることを外のし、商品にのし紙をかけてから包装紙で包むことを内のしといいます。外のしであれば包装紙を開けなくても贈り物の意図が伝わりますし、高級デパートで購入した場合は包装紙まで贈り物として扱うことができます。ただし、持ち歩くうちにのし紙が破れるケースもあるので、心配なときには内のしにするといいでしょう。
『のし紙や水引もメッセージを伝えてくれる』。
著=岩下宣子/『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』
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