「タンバリン」とはもう呼ばない!? いつの間にか呼び名が変わったモノ30選

いつの間にか呼び名が変わった言葉30選

「話のさわり」は冒頭じゃない!意味を間違えやすい言葉20選/けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典(1)
『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』9話【全10話】


日常で使ったり耳にしたりする言葉の中には、実は意味を間違えて使っているものが意外にたくさんあったりします。例えば、「さわり」という言葉を「話の冒頭部分」と思っている人が多いですが、本来は「話の要点」を指します。

こうした身近な言葉にまつわる常識や雑学を、人気インフルエンサーのけんたろさんが分かりやすくまとめた図表が、「見るだけで覚えられる!」とXで大好評! 本記事では、誤解されやすい言葉、知っていると一目置かれる難読漢字、知っているようで知らない身近なモノの正式名称などを図表と解説で紹介します。

「なるほど、そうだったのか!」という発見や驚きを通して、言葉の知識が楽しく広がり深まります!

※本記事はけんたろ著の書籍『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』から一部抜粋・編集しました。


いつのまにか呼び方が変わったモノ

いつのまにか呼び方が変わったモノ

同じものなのに、親と子で呼び方が変わっていることがありますよね。その度に「ジェネレーションギャップだな」と少し切ない気持ちになるわけですが…。背景にはさまざまな理由があります。

巻き戻し⇒早戻し

記憶媒体がテープからDVD などに変化したことで、テープを巻き戻すことがなくなったため、2000年頃から各社変更に。お手元のリモコンを是非チェックしてみてください。

肌色⇒うすだいだいorペールオレンジ

「肌の色はこの色」という先入観を子供たちに与えないようにするため、2000年頃から各クレヨンメーカーが変更してきました。ちなみに「ペール」というのは「淡い」を意味しています。

体育の日⇒スポーツの日

2020年に予定していた東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、同年から世界的に使われている「スポーツ」という語を採用し、「スポーツの日」に変更されました。元々「体育の日」が制定されたのも1964年の東京オリンピック開会式が行われた10月10日を記念したためでした。

マッキンリー⇒デナリ

アメリカ・アラスカ州にある北米最高峰の山です。これまでは第25代米国大統領ウィリアム・マッキンリーの名に由来していました。理由はオハイオ出身のマッキンリーが大統領候補者だった1896年当時、採鉱者がマッキンリーという名称を提案したから。2015年からアメリカ政府は現地で使われている「デナリ」に名称変更しました。

日射病⇒熱中症

日射病は熱中症の一種で太陽光が原因で起こるものです。以前は炎天下で発症するものを日射病と呼んでいましたが、現在は高温になった屋内でも発症することが多いため、2000年から全体を含めた名称である「熱中症」に統一されるようになりました。

スチュワーデス⇒キャビンアテンダント

元々は英語で執事などを意味する“steward” から来た言葉で、女性客室乗務員を指していました。1980年以降、差別や偏見を含まない言葉を使用しようという考え方が進み、言い換えが進みました。日本では略して「CA」や「客室乗務員」とも言います。一方で海外では、「フライトアテンダント」や「キャビンクルー」もよく使われています。

プータロー⇒ニート

厳密には意味が異なり、プータローは就労意志はあるが就労できない者、ニートは就労意志がなく就労していない者を指します。プータローの語源は諸説あり不確かですが、「浮浪者」や「poor(貧乏)」からプーが来たと言われています。ニートは“Not in Education, Employment orTraining” の頭文字から来ています。

助教授⇒准教授

2007年の学校教育法の改正により名称変更されました。漢字的に教授のアシスタントというイメージがありましたが、「准教授」とすることで独立した教育・研究者としての位置づけをより明確にする意味合いを持たせています。同時に「助教」という新しい肩書も生まれていますが、こちらもアシスタントの意味合いはなく、若手の独立した研究者に与えられる役職です。

カロチン⇒カロテン

以前から専門家の間ではカロテンと呼ばれており、2000年に食品標準成分表の表記が変更されたため広がっていきました。カロテンは動植物に含まれる色素で、動物の体内ではビタミンAに変化する物質です。ニンジン、ホウレン草、ピーマン、カボチャなどに多く含まれます。

ロスタイム⇒アディショナルタイム

サッカーで「試合が中断された分を延長する時間」を意味します。ロスタイムという言葉が和製英語だったことから、日本サッカー協会が2010年に「アディショナルタイム」に統一しました。

OL ⇒女性社員

OLはオフィスレディの頭文字ですが和製英語です。ジェンダーフリーの流れの中で使われなくなってきました。欧米では元々「オフィスワーカー」という性別に関係のない言葉が使われています。

成人病⇒生活習慣病

年齢よりも生活習慣に原因があるという見方から1996年に「生活習慣病」と改称されました。生活習慣病は、食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣に深く関与し、日本人の死因の上位を占める、がん・心臓病・脳卒中は、生活習慣病に含まれます。

ドキュンネーム⇒キラキラネーム

粗暴な人や迷惑行為をする人を「ドキュン」と言いますが、これはテレビ朝日系列で1994年~2002年に放送していた「目撃! ドキュン」という番組に由来するそうです。ここに人生相談で登場していた若者たちに非常識な人が多く、そういう人たちを「ドキュン」と呼ぶようになったようです。そこからこれまでにないような奇抜な名前がドキュンネームとネット上で呼ばれてきましたが、2010年代に入りメディアなどが批判要素を少なくした「キラキラネーム」という語を使い始めました。

歯舞諸島⇒歯舞群島

北方領土の1つですが、以前は歯舞諸島と歯舞群島が混用されていました。そこで2008年に国土地理院が「歯舞群島」に統一し、マスコミなどもこちらを使用しています。

センター試験⇒大学入学共通テスト

古くは「共通一次」と呼ばれ、その後長らくセンター試験と呼ばれていましたが、2021年から名前が変更となり、一般的には「共通テスト」と呼ばれるようになっています。内容はセンター試験よりも思考力・判断力・表現力が問われるものになっています。

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