普通のチーズが加熱しても糸を引かないのはなぜ?とろけるチーズとの違い

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
とろけるチーズと普通のチーズの違いとは?
チーズの中でも変り種なのが、チーズトーストなどに使われるとろけるチーズである。
ふつうのチーズを熱しても、ほとんど形が変わらないのに、どうしてとろけるチーズはあんなふうに溶けて糸を引くのだろうか。
チーズのタンパク質は鎖のようにつながって、網目状になっている。ふつうのチーズは網目が細かいので、加熱しても伸びない。
それに対して、とろけるチーズは網目が粗く、熱を加えると簡単に伸びてしまう。つまり、タンパク質のつながり方の違いが、ふつうのチーズととろけるチーズの違いなのだ。
とろけるチーズが糸を引くのは、カゼインミセルというたんぱく質の成分が熱によって軟らかくなり、引っ張られた方向にずれながら伸びるから。それが、まるで糸を引いているように見えているわけだ。
チーズには大きく分けて、ナチュラルチーズとプロセスチーズという二つの種類があり、ナチュラルチーズを熱で溶かして作ったものがプロセスチーズである。プロセスチーズは加熱しても糸を引かないが、ナチュラルチーズは糸を引くのである。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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