ワイシャツの真ん中だけが長いのはなぜ?裾の前後が長い理由

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
ワイシャツの裾の前後が長い理由
ワイシャツの裾は前後とも真ん中だけがペロンと長い。どんなにスーツ姿が素敵でも、あの格好になった途端に間が抜けて見えるので困ってしまう。ワイシャツの裾の不思議な形は、裾がパンツを兼ねていた頃の名残だ。
シャツは上着の下に着るものなので、昔はワイシャツも下着として扱われていた。パンツをはく習慣がなかった当時の人は、ワイシャツの長い裾の前後をボタンでとめて、大事な部分を保護していたのである。
ブリーフやトランクスがようやく普及したのは、1930年代になってから。日本にはふんどしという立派な下着があったが、それまで欧米の男性はノーパンだったのだ。
現代ではブリーフやトランクスをはかない人はいないので、ワイシャツの裾の長い部分はまったく必要ないが、あの形はなぜかそのまま。同じく下着だったTシャツやポロシャツの裾がすっきりと水平なのに、ワイシャツだけあの形というのも謎だ。
しかし考えてみると、ワイシャツが下着を兼ねるというのは、現代ではなかなか経済的かもしれない。洗濯物が1枚減るのだから。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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