【セリヌンティウスなねこ】ああ、間に合った! メロスが戻ってきたことに王は嫌そうにして/よっ!ねこむかしばなし(7)

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戻ってきたの?

【おむすびころりんなねこ】おむすびが転がった先、穴の中からかわいい声がして?/よっ!ねこむかしばなし(1)
『よっ!ねこむかしばなし』 7回【全18回】


ねこがいればみーんな幸せ!

誰もが知る有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみの漫画家・イラストレーターのぱんだにあさん。

古今東西様々の昔話や童話など、みんな知ってる物語たちにかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで、物語は新たな展開に!

元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! ねこあるあるが満載の、WEBアニメ化もされる童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。

かわいくて憎めないねこの力でパワーアップしたエピソード、ぜひお楽しみください!

※本記事はぱんだにあ著の書籍『よっ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。


◆セリヌンティウスなねこ その1

メロスは走った

◆セリヌンティウスなねこ その2

お前たちの輪にいれてほしい

◆元となったむかしばなし

走れメロス
むかし、メロスという青年が邪智暴虐な振る舞いをする王様に激怒し、意見を申し立てました。メロスは捕らえられ処刑されることになりますが、妹の結婚式に参加するため、親友のセリヌンティウスを身代わりにすることを条件に、王様に3日だけ猶予を求めました。
王様は、どうせメロスは戻らず親友を犠牲にするはずだと猶予を承諾。無事に妹の結婚を見届けたメロスは、途中で自分だけ助かろうと考えたりもしますが、ボロボロになりながらも約束の日までに戻ってきました。
再会したメロスとセリヌンティウスは、「お互いが裏切りや不義を考えた」と一発ずつ殴り合い、謝りました。その光景を見た王様は、人を思いやる姿に感動し、改心して二人を釈放するのでした。

著=ぱんだにあ/『よっ!ねこむかしばなし』

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