ものを減らせば手間が減る、家事がラクになる! 大人のラク家事(2)【連載】 画像(1/1)

収納用品を山ほど買い込み、家中をきれいに片づけても、家事がラクになった実感はあまり……そんな経験ありませんか。 整理整頓には「ものを減らす」に加えて、「手間を減らす」工夫をすることが大切。「家事が嫌い」、「家事が苦手」という人でもOKの片づけ&整理整頓の工夫を身につけ、「ラク家事」でゆとりある暮らしを実現しましょう!


※この記事は『大人のラク家事』(Rin/KADOKAWA)からの抜粋です。


ものが減ると家事がラクになる

実を言うと、整理収納アドバイザーの勉強を始めたのは、ケアマネジャー(介護支援専門員)として、日頃から高齢者のお宅を訪問していることも関係しています。「定年退職したら」「孫の成長が落ち着いたら」。そう思っているうちに、片付ける体力がなくなってきて、家中にものがあふれているお宅が驚くほど多いのです。「転倒→骨折→寝たきり」という道を辿らないためにも、まず片付けをと、ご本人やそのご家族にお話しすることも少なくありません。できれば、子育てが一段落した時期から片付け始め、ものを減らしながら老後に備えていくのがベストです。


整理収納アドバイザー1級の資格を取得して半年が経ったころ、娘が家を出て独立することになりました。夫婦ふたり暮らしに、たくさんのものは必要ありません。お気に入りのもの、必要なものだけが、すぐに使える状態で置いてあり、家の中はそこそこきれいがキープされていれば十分。このころから、ものを減らすことに拍車がかかりました。


大きいものを減らすと見た目はスッキリして掃除はラクになりますが、生活はそんなに変わりません。毎日使うもの、主婦ならキッチングッズをまず減らしてみると、家事が格段にラクになることがわかりました。

 


「当たり前」をやめたら、驚くほどゆとりができる!

あるサイトで「ジャネーの法則」というものを知りました。それによって、自分の残された人生の体感時間を計算することができるのですが、50歳では人生の9割が終わっていることに!


第二の人生、折り返し地点などとのんびりしている場合ではないと、愕然としました。

ちょうどそのころ、大病を患ったこともあり、「自分がやりたいことだけを、やる」と決めました。


やりたくないことは無理してやらないことにしたので、見た目を気にして調味料を美しい容器に詰め替えるなどという手間がかかる作業はやめました。夫婦ふたりだと汚れないので、掃除機は毎日かけなくていいことにしました。洗濯ものも減ったので、思い切って外に干すのをやめて、乾燥機にお任せしています。年末の大掃除も卒業しました。


ものを減らし、手間を減らしていくと、家事に振り回されることがなくなります。すると、「当たり前」だと思っていたことを次第にやめられるようになりました。年賀状をやめてスッキリ、ストレスを感じるおつき合いもやめて、会いたくない人には会わないことにしています。その分、心身ともにゆとりができて、今まで躊躇していたことや、理由をつけてやらなかったことに取り組むことができるようになりました。


ライフワークのバレーは70代まで現役で続けたいですし、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたい。

ゆとりができた今は、毎日がごきげんです。


著=Rin 撮影=原田 崇、原田圭介