「片づけなさい!」と怒る前に。「子どもが片づけたくなる」言葉の切り替え術7選

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整理収納アドバイザーのまりです。
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【画像を見る】「片づけなさい」を「絵本を本棚に戻そうか」に言い換えると
つい「片づけなさい!」と子どもに怒ってしまう▶今日からすぐに使える声かけの言い換えをご紹介


散らかったリビングや子ども部屋を見て、つい「片づけなさい!」と子どもに怒ってしまう。毎日同じ言葉を繰り返して、ぐったりしていませんか?

整理収納アドバイザーとして、小学校に出向き子ども達に片づけを教えてきた私が思うこと。実は、子どもが片づけないのは"やる気がない"からではないということ。
今回は、今日からすぐに使える声かけの言い換えをご紹介します。

●なぜ「片づけなさい」は効かないの?

「片づけなさい」→「絵本を本棚に戻そうか」▶「早く片づけて!」を言い換えると


私も小学生2人の母なので、つい口にしてしまう気持ちはよくわかります。でも、大人にとっては当たり前の「片づけなさい」という言葉は、子どもにとってはとても抽象的なんです。

なにから手をつければいいんだろう?どこになにを?と子どもの頭の中はぐるぐる。そしてわからないことで面倒になってしまいます。
大人でも「部屋をきれいにしておいて」とだけ言われたら、何から始めればいいか迷いますよね。子どもにとっての「片づけなさい」は、まさにそんな状態です。動かないのは、やる気がないからではなく"片づけのやり方がわからない"だけというのが大きな要因の1つなのです。

さらに、命令口調で言われると、子どもは「怒られている」と感じて、片づけそのものが嫌な時間になってしまいます。そうなると、ますます片づけから遠ざかってしまいます。

●今日から使える!声かけ言い換え6選

ではどう声をかけると子どもたちは、片づけてくれるのか?
実際に試してみて効果的だった声掛けと、そのポイントをまとめてみました。

「早く片づけて!」→「ブロックと人形、どっちから片づける?」▶「なんで片づけないの!」と言いたくなったら


1.具体的に伝える

「片づけなさい」→「絵本を本棚に戻そうか」
何をどこに戻すのかをはっきり伝えるだけで、子どもはぐっと動きやすくなります。散らかっているものが多いときは、「まずは本」などと1種類ずつ区切るのがコツです。小さな「できた!」を積み重ねることが、片づけ上手への近道です。片づけもスモールステップを踏むことでうまくいきます。

2.選ぶ

「早く片づけて!」→「ブロックと人形、どっちから片づける?」
子どもは、自分で選んだことには責任を持って取り組もうとします。「やらされる片づけ」が「自分で決めた片づけ」に変わるだけで、表情も変わってきますよ。

3.ゲームにする

「なんで片づけないの!」→「5分タイマーで、競争しよう!」
子どもは遊びの天才です。タイマーや音楽を使って、片づけをゲームにしてしまうのも効果的。「この曲が終わるまでに全部おうちに帰せるかな?」と声をかけると、楽しみながら体が動きます。5分だけなど時間を決めるのもおすすめです。

4.モノの"おうち"を意識させる

「出しっぱなしにしないで!」→「ミニカーのおうちはどこだっけ?」
モノにはそれぞれ帰る場所=「おうち」があると伝えると、子どもにもイメージしやすくなります。「おうちに帰してあげよう」という言葉は、モノを大切にする気持ちを育てることにもつながります。

5.できたことを認める

できていないところを指摘する→「ここまでできたね!すごい!」
全部できていなくても、できた部分に目を向けて声をかけましょう。認められた経験が「次もやってみよう」という自信になります。途中で褒めるのも効果的です。

6.気持ちを伝える

「片づけないと怒るよ!」→「きれいになると、ママうれしいな」
「(あなたが)〜しなさい」ではなく、「(私は)〜だとうれしい」と自分を主語にして伝える方法です。命令ではなく気持ちとして届くので、子どもも素直に受け取りやすくなります。

7.困っていることを真剣に打ち明ける

「いい加減にして!」→「実はね、散らかっていてママ本当に困っているの。」
毎日のように言っていると、「片づけなさい」は子どもにとって聞き流すいつもの言葉になってしまうこともあります。そんなときは、一度手を止めて、子どもの目を見ながら真剣に話してみるのも手です。

「床にモノがあると、つまずいて危ないの」「探し物が見つからなくて、朝バタバタしちゃう」「散らかっているのを見ると、なんだか気分が落ち込んじゃうんだ」など、散らかった状態で何に困っているのかを具体的に伝えます。

怒るのではなく"真剣な悩み"として打ち明けることで、子どもは「ママを助けてあげたい」という気持ちになりやすく、効果的な場合があります。家族の一員として頼りにされることは、子どもにとってもうれしい経験になります。私もこの方法をよく使いました!片づけについて親子で話し合う大切な時間にもなりますよ。

●声かけとセットで見直したい「仕組み」


「なんで片づけないの!」→「5分タイマーで、競争しよう!」▶子どもの目を見ながら真剣に

どんなに上手に声をかけても、戻す場所が決まっていなければ子どもは片づけられません。声かけと一緒に、ぜひ次のポイントも見直してみてください。

まずは、モノの「おうち」を決めること。文字が読めない小さな子には、イラストや写真のラベルを貼るのもおすすめです。「どこに戻すか」がひと目でわかれば、声かけもぐっと短くてすむようになります。次に、子どもが自分で出し入れしやすい高さに置くこと。

さらに、意外と見落としがちなのが高さです。本当に子どもが自分で片づけやすい位置に戻す場所があるか見直してみて下さい!
「声かけ」と「仕組み」は車の両輪のようなもの。両方がそろうと、子どもは驚くほど自分から動けるようになります。

●声かけが変わると、親子の時間が変わる

「片づけなさい」という抽象的な言葉をやめてみると、実はおうちの人自身の心もラクになります

「片づけなさい」という抽象的な言葉をやめてみると、実はおうちの人自身の心もラクになります。イライラしながら「片づけなさい!」言葉を繰り返すよりも具体的に伝えていきましょう!一度に変えなくても大丈夫。まずは今日、ひとつだけ言い換えを試してみてください。子どもの小さな変化に、きっと気づけるはずです。

片づけは、子どもが一生使える「自分で考えて行動する力」を育てるチャンスです。親子で楽しみながら、少しずつ進めていきましょう。

作=まり



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mari

mari
夫とこども(小学生2人)の4人家族。マンションの購入をきっかけに整理収納に興味を持ち 整理収納アドバイザーを取得。 インスタグラムでは片付けや収納アイデアなどの情報を発信。 100均グッズで簡単に作る収納が得意。またボイシーパーソナリティーとして音声でも片付けについて発信中。 もっと見る

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