【クイズ】フォークの歯はなぜ4本なの? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(27)

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フォークの歯はなぜ4本なの?


「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第27回目をお送りします。

◇ ◇ ◇

フォークはなぜ4本歯になった?


レストランのフォークも、家にあるフォークも、ほとんどが4本歯になっていることを、不思議に思ったことはないだろうか。

ヨーロッパの人々が、食事の際にフォークを使うようになったのは、16世紀頃のこと。

大皿の肉を切り取る際に使う二股のものがお目見えし、やがて3本歯のフォークが登場した。この頃の庶民はまだ手づかみで食事をしていたが、高貴な人々はフォークを使って食べ物を口に運ぶようになった。

4本歯のフォークが誕生したのは、18世紀。

きっかけはパスタである。イタリア・ナポリの王、フェルディナンド2世は大のパスタ好きで、外国の賓客(ひんきゃく)をもてなすためにスパゲッティを出すことを命じた。しかし、当時のスパゲッティは庶民の食べ物。手づかみで食べるのが一般的で、3本歯のフォークを使って上品に食べるのには無理があった。

そこで彼の家臣である式部官、スパダッチーニが従来のフォークを改良。スパゲッティをからめ取りやすい4本歯のフォークを開発した。この使いやすくなったフォークは庶民にも支持され、一般の家庭でも食事時に使われるようになったのである。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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