【クイズ】ハンカチの形を決めたのは誰? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(33)

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第33回目をお送りします。
◇ ◇ ◇
ハンカチの形を決めたのはマリー・アントワネット!?
かつてヨーロッパでは、ハンカチといえば贅沢品(ぜいたくひん)の代名詞だった。軽くて柔らかな絹に、レースや宝石を縫いつけたり金糸の刺繍(ししゅう)をほどこしたりで、手や汗をふく実用品というよりは、むしろアクセサリーだったのだ。
フランスではルイ16世の時代になると、長方形や三角形、丸形など、さまざまな形のハンカチが流行した。装飾的なロココ趣味の全盛期であり、貴婦人たちは競って華やかなハンカチを手にしていた。
ところが1785年、王妃マリー・アントワネットが、気まぐれに「ハンカチは正方形がいい」と夫に進言したことから、ルイ16世は「朕(ちん)の王国のハンカチは、すべて正方形とすべし」という勅令(ちょくれい)を出したのだ。
なぜ、アントワネットが正方形にこだわったのかは、はっきりしていない。当時はハンカチを落として男性の気を引くという習慣があり、無視された場合に誰のハンカチか露骨にわかると恥をかいてしまうため、みな同じような形にさせたなどとも伝えられているが、真偽のほどは定かではない。
ご存じのとおり、現在のハンカチもほとんどすべてが正方形。特に取り決めがあるわけでもないのだが、アントワネットの時代に定められた正方形が、もっとも使いやすい形として定着しているのである。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
Information
頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学
子どもに今すぐ話したい、なるほど「知識」が満載!
子どもを持つ親たちに、そして、おじいちゃんやおばあちゃんにもぜひ読んでほしい「教養系雑学」。本書は読んで面白い雑学を「教科別」にわかりやすく収録。
本書で知った雑学を、子どもや孫との会話における「隠しネタ」にしてみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、その話を聞いた子自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
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