トイレの悪臭、お風呂場の黒カビ… 夏の2大“掃除面倒くさい”場所をラク~にキレイにするテクとは?

#くらし   
汚れが気になる場所、第2位 風呂場、第3位 トイレ。※「レタスクラブニュース」会員に、家でいちばん汚れが気になる場所や汚れについてアンケートを実施、306名が回答したもの


暑い季節は、ジメジメ、ベタベタがいつも以上に気になるもの。でも、掃除に時間や手間がかかるとおっくうになりがち…。そこで「汚れの不快さと手間を表わしたイヤイヤ度」別に、掃除のプロ・日本ハウスクリーニング協会理事の髙橋敬子さんに、気軽にできるテクニックを教えてもらいました!

【汚れの不快さと手間を表わしたイヤイヤ度】

30%:不快に感じる汚れではあるものの、手間はあまりかからない。

70%:汚れの不快指数も高く、掃除の手間もそこそこかかるもの。←今回はここ!

100% :不快な汚れがたまりがちで、掃除をするのにも一苦労。

便器と床の継ぎ目から臭いが…


→クエン酸&歯ブラシで臭いも汚れもオフ!

「臭いを取るには、便器から流れて、すき間に入り込んだ尿を取り除くこと。尿の臭い成分のアンモニアはアルカリ性なので、ここでもクエン酸が大活躍。水に溶かしてスプレーし、すき間の汚れをかき出せば、すっきり落とせます」。クエン酸はトイレ全体の掃除にも。

【手順 1 】クエン酸を吹きつける

クエン酸小さじ1を水100mlに溶かし、便器と床の継ぎ目に、まんべんなくスプレーする。

【写真を見る】アンモニア臭を消すクエン酸をスプレー


【手順 2 】 歯ブラシで汚れをかき出す

古歯ブラシを使って、継ぎ目に入り込んで固まった黒い汚れをしっかりかき出す。

悪臭スポットの継ぎ目から汚れをかき出す


【手順 3 】 トイレットペーパーで拭き取る

最後に、トイレットペーパーで拭き取って完了! ペーパーはそのまま便器に流して。

水位を下げておくのがプロのワザ


便器の黒ずみが目立ってきた…


→クエン酸&湿布でラクに落とす!

便器の水たまりの境目に浮き上がってくる黒ずみ。「これを取るプロのワザが、バケツ1杯の水を勢いよく流し、水たまりの水位を下げること。そのあとトイレットペーパーを張り、黒ずみに効くクエン酸をスプレー。30 分ほど放置し、軽くこすって水を流すだけでキレイに」

水位を下げておくのがプロのワザ


▲バケツ1杯の水を流して、水位を下げておくのがプロのワザ

黒ずみ汚れをクエン酸で湿布するのがコツ!


ゴムパッキンの黒カビがイヤ!


→初期のカビなら流水だけで充分落とせる!

「お風呂の黒カビは、見つけたらすぐ撃退を。水を流しながら古歯ブラシでこすれば、カビの胞子を飛び散らさず落とせます。それでも落ちない頑固なカビは、酸素系漂白剤を湿布して」。風呂場に古歯ブラシを常備して、入浴のついでにサッとお掃除できます。

初期のカビなら、水を流しながらこする


【こすっても落ちないものは酸素系漂白剤を湿布】

ペーパータオルで作ったこよりを、漂白剤液に浸す


▲ペーパータオルでこよりを作り、酸素系漂白剤を溶かしたお湯に浸す。

こよりを貼りつけて湿布する


▲ゴムパッキンに沿って、こよりを貼りつけ、20分ほど放置。あとは水で流すだけ。

風呂場のドアの溝やレールが汚い…


→クエン酸&カードで 頑固な汚れをこそぎ取って!

ホコリや髪の毛、水アカなどがたまっているのに、ついつい見逃してしまいがちな風呂場のドア。「レールなど、汚れが気になる部分にクエン酸をスプレーし、歯ブラシでかき出します。頑固な汚れをこそげ落とすには、不要になったプラスチック製のカードが便利!」

まずは歯ブラシでゴシゴシ


頑固汚れは、不要になったカードでこそぎ落とす!


最後は水で流してフィニッシュ


毎日使う場所だけに、ニオイや汚れは気になる! でも、掃除するのは面倒くさい…と見て見ぬふりしていた人も、この方法ならさくっとキレイに。特別な道具がいらない点がうれしいですね!

撮影=原田圭介 取材・文=鈴出智里

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Information

教えてくれたのは:髙橋敬子さん
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。分かりやすく、理にかなった掃除法で、テレビや雑誌の特集でも講師として人気。監修書に『簡単! 1分そうじ術』(宝島社)などがある。


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