話し言葉「マジ」は江戸時代から使われていた⁉ /大人の最強雑学(12)

#趣味   
大人の最強雑学(12)【全31回】


知って得するものから、びっくり仰天する驚きのネタまで。幅広い雑学ネタを知っておけば、人との会話に困らないかも…? 
種々雑多な話題をわかりやすい形で発表し、注目を集める「雑学総研」による『大人の最強雑学1500』から、厳選したおもしろ雑学をお届けします。

※本記事は『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました

若者が使う「まじ」は〝今時の言葉〞ではない


「まじ、ムカつく」のように使う「まじ」は、現代の若者の話し言葉の代表格ともいえるが、じつは江戸時代に使われていた古い言葉だ。

江戸語の辞典によると、まじは「まじめの略、真面目・本当」などの意味で、1781(天明元)年に刊行された『洒落本 にゃんの事だ』にも、「気の毒そふなかほ付にてまじになり」などと「まじ」が登場している。この言葉は当時、主に芸人の楽屋言葉として使われていたそうだ。

若者が使う「まじ」は〝今時の言葉〞ではない


しかし、前述の「まじ、ムカつく」などには「超」「とても」のようなニュアンスもあり、若者たちが古い言葉を現代風にアレンジしたものともいえるだろう。


『大人の最強雑学1500』から、もう一つ雑学をお届け!

「どっこいしょ」は身心を清める言葉!?


椅子から立ち上がる時などに、思わず「どっこいしょ」という言葉を発してしまうことがある。この言葉の由来は諸説あるが、有名なのは仏教にルーツを求める説だ。

「どっこいしょ」は身心を清める言葉!?


日本では昔から、山に祖先の霊や神様がいると信じられており、信仰の対象として山に登る風習があった。その際に唱えていたのが「六根清浄」。「六根」とは目・鼻・耳・舌・身・意(心)を指す仏教用語で、この六つから生まれる欲望を断ち切り、身心を清めるために唱えたという。これが転じて「どっこいしょ」になったわけだ。

一方、民俗学者の柳田國男(くにお)は、相手の行動や発言をさえぎる感動詞「どこへ」が語源で、これが「どっこいしょ」に変化したとしている。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』(KADOKAWA)

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //