ドラマ化予定の話題作『弁当屋さんのおもてなし』にも登場。秋のお弁当の副菜はきんぴらできまり！
来年ドラマ化も予定されている話題作『弁当屋さんのおもてなし』をご存知でしょうか？
HTB北海道テレビが開局55周年を記念して来春ドラマ化するのは、シリーズ10冊が刊行されている喜多みどりさんの大人気グルメ小説です。十峯なるせさんがコミカライズした作品も、好評に応えて先日2巻が発売されました。
この作品では札幌の路地裏にあるお弁当屋さん「くま弁」を舞台に、じんわりと優しく人情味あふれる物語が展開します。
恋人だと思っていた男性が、ある日突然別の女性との婚約を発表。しかもその相手は同じ職場の先輩で……。
OLの千春は二股をかけられていたことを知って、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤することになりました。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む弁当屋『くま弁』へ立ち寄ります。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会いました。
千春はザンギ弁当を注文しましたが、「お代はいりません」とユウから千春に手渡されたのは、大きな鮭かまの入ったお弁当でした。これは、揚げ油の匂いに具合のわるそうな表情を見せた千春の体調への、ユウの気遣いでした。そして副菜には、ふっくらと柔らかく似た豆と、美味しそうなきんぴら。そして、釜炊きのもちもちふっくらの白米。
弁当屋さんでは油の匂いに具合が悪くなりかけていた千春でしたが、心のこもったお弁当の美味しさに、思わず涙をにじませ完食するのでした……。
優しさのつまったこのお弁当にちなんで、今日はごぼうとれんこんのきんぴらのレシピをご紹介しましょう。お弁当のおかずにも、『あと一品』の副菜にもぴったりです。
今回ご紹介するのはれんこんとごぼうのみの作りやすいレシピですが、にんじんやさつまいも、ちくわやきのこなどお好みの食材を加えても◎です！
ごぼうとれんこんのきんぴら
【材料（２人分）】
ごぼう…1/2本
れんこん…1/2節
ごま油…大さじ1/2
みりん…大さじ1
しょうゆ…小さじ2
粉ざんしょう…少々
【作り方】
1. ごぼうは包丁の背で皮をこそげて斜め薄切り、れんこんは薄い半月切りにし、ともに水にさっとさらす。
2. フライパンにごま油大さじ1/2を中火で熱し、１を水けをきって入れて炒める。油がまわったら、みりん大さじ1、しょうゆ小さじ2を加えて混ぜ、汁けがなくなるまで炒める。器に盛り、粉ざんしょう少々をふる。
＊ ＊ ＊
根菜で作る秋にぴったりの副菜、いかがでしたか？
人気シリーズ『弁当屋さんのおもてなし』は「ほっこりするお話」「癒やされる」「近所にこんなお弁当屋さんがあったらいいのに」などの声が寄せられ、SNSで話題です。
ちょっと肌寒くなってきた秋の夜長に、心温まるストーリーをどうぞ！
レシピ作成・調理＝近藤幸子、料理撮影＝高杉純、文＝レタスユキ
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