46億年前の地球の一日が、わずか5時間!?一日の長さは変化していた!/人類なら知っておきたい 地球の雑学(3)

あらためて考えると、この地球(ほし)にまつわるさまざまなことは「知っているようで知らない」ことが多いのではないでしょうか…。
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、この地球(ほし)に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をお届けします。
思わず誰かに話したくなる理系ウンチクは、職場や家庭での日々の雑談に役立つかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
わずか5時間⁉地球の一日の長さは変化していた!
1日の長さは24時間と決まっているが、その常識が通用しなかった時代がある。それは今から46億年前。地球が誕生したばかりの頃、1日の長さはわずか5時間しかなかった。
そもそも1日の長さというのは、地球が1回転する長さのことである。つまり、地球が自転する速度が変われば、1日の長さも変化するわけだ。46億年前の地球は今よりも自転する速度が速く、5時間でひとまわりしていたが、それから少しずつ減速し、現在のように24時間で1回転するように変化していった。
地球の自転を減速させたもっとも大きな要因は、潮の満ち引きによって発生した摩擦である。月からの万有引力によって、海水がもっとも引き寄せられたときに生じるのが「満潮」、その反対の状況で生じるのが「干潮」という現象だが、このとき地球上で移動する海水は、海底とのあいだに摩擦を起こしている。この抵抗力が自転を妨げるブレーキとしてはたらくことで、徐々に減速していったのだと考えられている。
そのほかにも、大地と大気の摩擦、地下のマグマと地殻の摩擦、地球内部にあるマントルと核との摩擦など、地球の自転はいろいろな要因によってブレーキをかけられている。
ちなみに、こうした摩擦の力により、地球が自転する速度は現在でも遅くなっている。
ただし、減速するスピードは、20年間でたった1万分の1秒ほど。そのため私たちが生きているあいだに「1日が長くなった」としみじみ実感することはないのである。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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