【最終回ネタバレ】「離婚してもいいですか? 翔子の場合」夫が大嫌いな主婦が選んだのは離婚?再生?

#くらし   
離婚してやる!

「『夫が大嫌い』と思っていても、決して口に出せない人は予想以上に多いようですね」

そう話すのは、漫画家の野原広子さん。多くの読者の心をざわつかせた衝撃の漫画「離婚してもいいですか? 翔子の場合」の著者です。
「レタスクラブ」での連載時には、雑誌を買ったらまずこの漫画のページから読み始めるという読者が続出したという本作。連載終了後も人気は根強く、じわじわと読み継がれ、2,000件以上あるレビューでも5つ星中4.2と高評価を得ています。

物語の主人公は、6歳と4歳の子どもを育てる翔子。専業主婦として、表面上は穏やかな毎日を過ごしているように見える彼女ですが、その実、夫は「大嫌い」で「離婚したい」と日々願っているのでした。「夫の機嫌を損なわないように」と過ごす翔子の心の闇は深まっていって…。
この作品がいまもなお支持され続けているのはなぜなのか?徹底的に考察していきます!

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記事の最後に、最終回のネタバレとして「翔子は離婚できたのか?」について触れています。ネタバレしてほしくない!という方はご注意ください。夫に対する感情、そして翔子の選んだ道については「私も同じ状況だったらそう考えると思う…」と共感せずにはいられませんでした…!

登場人物の紹介

翔子

翔子
専業主婦。もともと自分にあまり自信がなく、家庭に入ってからは特に自己主張ができない性格に。心ない夫との離婚を望むが、経済的なことを考えると一歩踏み出せずにいる。

淳一

翔子の夫 淳一
営業部所属のサラリーマン。周囲を伺う小心者タイプ。実家の影響が強く、姉の佳織には強く出ることができない。翔子を職場のストレスのはけ口にすることで自分を保っている。

花


翔子の娘、6歳。祥子を気づかう心の優しい女の子。

優


翔子の息子、4歳。わんぱくざかり、幼稚園に通う男の子。

室井

室井さん
淳一の元同級生。仕事をかけもちするシングルマザー。

佳織

淳一の姉 佳織
思ったことをズバッと言う性格。弟への影響力が強い。

ナオ

翔子の弟 ナオ
翔子の家の近所で一人暮らしをしている。花と優になつかれている心優しい弟。

【序盤のあらすじ】「夫が大嫌い」な妻、翔子

オレに押しつけんなよ

機嫌が悪くなると黙りこむ夫

長女の出産を機に、仕事を辞めた翔子。専業主婦である彼女に対し、夫の淳一は「お前は気楽でいいよなー」と、家事育児を丸投げするようになりました。
幼い子どもにふりまわされる日々は、家事が思うように進まないのはもちろん、自分の髪を1週間も洗えないようなせわしなさ。でも夫から出てくるのは「掃除くらいちゃんとしろよ」や「家事ヘタ」といった文句ばかり。


淳一だけではなく、ワーママである義姉の佳織も中々のクセ者。家に遊びに来た際には「専業主婦はラクしてる」などと嫌味を言われてしまう始末。

ラクしてるじゃない

私なんてラクなほう

夫のことが大嫌いになり、離婚したい。そんなふうに思っていても「自分より大変な人はたくさんいる」と自分に言い聞かせて、日々をやりすごす翔子なのでした。


「妻の笑顔がムカつく」夫、淳一

一方、夫の淳一にも彼なりの言い分がありました。
会社では気分屋の上司に振り回されながら、家族のため、子どもの将来のために、心をすり減らしながら働いています。
そんな淳一は、家事育児と仕事をうまく両立している同僚のワーママの姿を見たり、家事を完ぺきにこなしつつ仕事を続けていた自身の母親を思い出すにつけ、妻である翔子をふがいないと思うようになっていたのです。

仕事行きたくない

妻の笑顔にムカつく

偶然、街で元同級生の室井さんに再会した淳一。高校時代と変わらない彼女のはつらつとした様子を、好意的な表情で見つめます。

相手はバツイチ

ウチのヨメなんか

キラキラしてた

シングルマザーとして、汗を流し働く室井さん。専業主婦の妻、祥子と比べてしまうことを止められない淳一なのでした。

がんばってるよ 感心する

ムリだな

次ページ:もしかして夫は浮気してる…?(2/4)

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