【最終回ネタバレ】「離婚してもいいですか? 翔子の場合」夫が大嫌いな主婦が選んだのは離婚?再生?

#くらし   

【中盤のあらすじ】夫に感じた女性の影…

室井さんと再会してからというもの、淳一は、働きながら女手ひとつで子どもを育てる彼女をほめちぎっています。一方、翔子に対して「おまえって化粧してる?」と聞いたり、休日に行き先もつげず外出するように。そんな淳一に、室井さんの影響を感じずにはいられない翔子は、冗談めかして「(学生時代に室井さんのことが)好きだったりした?」聞いてみることにしたのです。すると…

好きだったりした?

体が動かない

夫があんなに怒るってことは

大激怒する夫に、室井さんへの「想い」があることを確信してしまう翔子。しかし、夫が好意を抱く女性に嫉妬するほどの愛情はもう残っていませんでした。

別れたい

子どもたちのことを考えたら

だまっているしかできない

お金がない、仕事もない、自信もない──。
夫と別れられない現状に絶望しつつも、今の生活を続けることしかできない翔子でしたが、崩壊のきっかけは意外なところからやってきました。
翔子の身体に、不調が現れるようになったのです。原因不明のめまいと動悸…ついに心療内科を受診する翔子。辛くてもニコニコし続けてしまういつもの自分から離れて、医師に本心を打ち明けます。

「夫といるのがたまらなく苦しい」

祥子を診た医師は、不調の原因が夫によるストレスであると結論づけます。そして、ストレスから逃れるため「自分自身で生きる力をつける、そのために仕事を探してください」という旨のアドバイスを授けるのでした。

自分自身で生きる力を

夫の他に苦手な相手

また、医師からの「夫以外に自分を抑え込んだり、怒られると身体が固まる相手はいないか?」という問いかけにハッとする翔子。「ネガティブな感情を抑え込んでしまう性格」を形づくった原因は何か、考え始めたのでした。

元凶は実父?現状を打破するために翔子がしたこと

こわかったお父さん

心が軽くなった

そう、翔子は小さいころから「父の機嫌が良くなるように、自分がいい子でいなければ」と思いつめていたのです。それは言い換えれば「ニコニコしていなければ家族の雰囲気が悪くなる」という呪いをかけられていたということ。その呪いの根源が父親の態度にあると気づいた翔子は、誰にも話せなかった胸の内を医師に吐き出せたことに安堵します。

ストレスの原因が判明した翔子はついに、仕事をしてお金を稼ぐことを決意します。
「とにかく働くんだ」「稼ぐんだ、自分の手で」そうと決めたら即行動!すぐに仕事を探しはじめた翔子は、何度不採用が続いても、めげません。時には夫の嫌味さえも自分を奮起させる材料にして、自分が働ける場所を求め続けます。そして無事に介護の仕事が見つかり、現状を変えるためのスタートを切ることができたのです。

次ページ:強くなりはじめた翔子(3/4)

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)