もしや私もストレス過食? 七大食欲あるあるを解消して「食べ過ぎ脳」を抑えよう!

やせたいと思っても、ストレスで過食モードになっていたり、睡眠不足で代謝が落ちていたり…。ダイエット以前に脳と体を落ち着かせるべき、という現代人がとても多いようです。そこで、食欲コントロール&ダイエットのプロ、富永康太さんに、上手にダイエットするために知っておきたいポイントを聞いてきました!
教えてくれたのは▷富永康太さん

食欲コントロールダイエット協会代表理事。我慢してやせるのではなく、食欲をコントロールして無理なくやせるダイエット指導が人気。オンライン講座やYouTube(@appetitecontroldiet)、SNSなどでダイエット情報を日々発信中。著書に『食欲コントロールのプロが教える ダイエット大全』(KADOKAWA)など。
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心も体も元気じゃないと何をしてもやせられない
「いざダイエットをしよう!と思っても、うつっぽい状態のときはダイエットをおすすめしません」と話す富永さん。ダイエットを始める前に「まずは自分と向き合ってほしい」といいます。
「下のチェック項目に当てはまる人は、自分では気づかないうちに、心が弱っている可能性があります。例えばうつっぽい状態だと体の代謝が落ち、体が動かないうえ、消費カロリーも減ってしまいます。不安やイライラでストレス過食になるのも、食べることで意識がそれたり、甘いものが一時的に気分を和らげてくれるからです。太る原因は人それぞれですが、効果的なダイエットの第一歩は『やせる』ではなく、心も体も『健康になる』ことですよ」
こんな自分に心当たりがないかチェックしてみよう!
□ 朝、体が重くて起きられない
□ いつも不安で、落ち込みやすい
□ LINE やメールの返事をするのがしんどい
□ 出かけるのがおっくうになった
□ 充分寝ているのになかなか疲れが取れない
□ すぐイライラしてしまう
□ 休日は昼過ぎまで寝ている
上のリストに1 つでも当てはまったらうつっぽい状態の可能性が。
まずは心を整えましょう!
こんな食べ過ぎあるある心当たりない?
心が元気じゃないときのストレス過食は、抑えようと思っても難しいもの。日々の暮らしの中に潜みがちな「食べ過ぎあるある」を解消する、考え方や行動の転換方法を富永さんがレクチャー!
その1 子どもの食べ残しをついつい完食……
▶▶▶確実に食べられる量だけ出して余りは盛りつけない
「捨てるのがもったいないと思うのは、すでに『箸をつけてしまっているから』かも。いつも子どもが残すなら、たくさん作ったとしても大皿に盛らず、最初は少なめに出したり、個別の皿に取り分けること。足りなければそのつど出すようにすればOK」

その2 食後は甘いものを食べないと締まらないんです……
▶▶▶血糖が足りていないのかも。食事の内容を見直してみて
「血糖値を上げる炭水化物が不足しているか、野菜から先に食べていることで、血糖値の上昇が緩やかになっている可能性が。炭水化物は抜かず、ゆっくりかんで食べるのがポイント。すると甘いものがなくても満足できるはず」

その3 スーパーやコンビニに行くと必要ない食べ物まで買っちゃいます……
▶▶▶買い物に行く時間や回数を変えてみましょう
「スーパーやコンビニは、実は衝動買いをしやすい陳列になっています。おなかがすいているときや疲れているときは、脳が働かず自制できないものなので、そんなときの買い物はできれば避けるのがベスト。まとめ買いで買い物の回数を減らすのも手」
その4 毎日の楽しみが食べることだけなんです
▶▶▶できれば食べること以外の楽しいことに目を向けてみて
「ストレス解消法が食べることに向かう人は、食への興味が強いからです。食べるのが好きなのはよいことですが、趣味や運動など、別の楽しみに集中しているときは意外と食欲が薄れるもの。自分が満たされる楽しみを見つけられるとベスト」
その5 昼に食べ過ぎても毎日の習慣で夕食もしっかり食べたくなる
▶▶▶1 回食べ過ぎたとしてもすぐには太らないのでやはり夕食で調整を
「1回の食事で食べ過ぎたからといってすぐ太るわけではなく、食べ過ぎが続くことで太ります。昼にたくさん食べて、夕食の時間にあまりおなかがすいていないのであれば、そこで食べる量を少なめに調整する意識を持って」

その6 食べ過ぎると体が重くて動く気が起きない
▶▶▶無理に運動する必要はなし。それよりも休息や睡眠を取るようにすると◎
「ストレスによる過食が続いているときは、無理に体を動かすよりも休息や睡眠のほうが重要。ただ、運動は気持ちの切り替えには最適なので、食べる前に少しでも動くと、食べ過ぎが抑えられます」
その7 疲れたときほどジャンクフードが食べたくなります
▶▶▶ダメだと思うほど食べたくなるもの。食べたら次の食事をヘルシーに
「疲れたときは食欲を優先してOKです。ジャンクフードを食べることよりも、我慢することのほうがよけいにストレスがたまって過食になるからです。ただし食べたら次の食事をヘルシーにするだけで違いますよ」

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知っているようで知らなかったダイエットの基本。薄着の季節を前に、食べ過ぎあるあるを撃退して、らく~に賢くキレイになりましょう!
イラスト/松元まり子 編集協力/鈴出智里
【レタスクラブ編集部】
Information
<レタスクラブ23年6月号より>

▼『レタスクラブ ’23 6月号』は夏前にやせたい!ダイエット大特集▼
薄着の季節が近づくと、より気になってくる…ということで、今号はダイエットスペシャル号。読者の皆さんのお声から、やせない4大原因を考え、それらをつぶしていく企画を詰め込みました! /代謝をアップさせる「とりむね肉」レシピ/ダイエットにピッタリなかぼちゃのおやつ/かのまんさんのダイエットスイーツ/その他、エクササイズや睡眠の見直しなど、料理以外でもダイエットを助ける企画が盛りだくさん!/【別冊付録】賛否両論 笠原将弘さんの「野菜たっぷりBOOK」。/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWS連載は小山慶一郎さんがご登場します。コミックエッセイも多数!レタスクラブ6月号をぜひお楽しみください。
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