もう強い薬に体が耐えられないんだ。「延命」のための治療に踏み切った日/痔だと思ったら大腸がんステージ4でした(22)
「痔がひどくなっている…病院行く時間もったいないなぁ…」
37歳、仕事優先で健康を後回しに生活していたら、お尻から出血。痔だと思い込んで放置していたら、大腸がんステージ4であることが発覚したのは、「レタスクラブコミックエッセイ新人賞 powered by LINEマンガ インディーズ」で入賞したくぐりさんです。
直腸を埋め尽くすほどのがんは、すでに他の臓器にも広がっていて手術は不可能。抗がん剤でしか治療ができない状態に…。
約2年間の治療をしながら、旅をしつつ漫画家デビューし、経過観察に至るまでの怒涛の日々を描いたエピソードをお送りします。
※本記事はくぐり著の書籍『痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで』から一部抜粋・編集しました。
お尻からの出血のほか、全体的な体の不調が目立ってくるも、生活の忙しさから病院に行くのを後回しにしてしまったくぐりさん。しばらくして本格的な診察を受けると、大腸がんという診断が下されたのでした。
懸命に治療に励む毎日でしたが、強い抗がん剤に体が耐えきれなくなったことを医師に告げられ、がんを治すのではなくこれ以上進行しないための「維持療法」を選択せざるを得なくなる日が来てしまいます。
願いと煩悩
治療内容変更
維持療法開始
その後も標準治療をしながらマンガ家デビューを果たし、現在は無治療経過観察となっているくぐりさん。どんなに仕事や家事が忙しくても、体調に変化があった時は、どんなに忙しくても早めに病院で診察を受けたいですね。
著=くぐり/『痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで』
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