「異物混入」なのに即日完売!? 和菓子店の「訳あり」カステラに10万超いいね!
栃木県にある和菓子店「御菓子司 紅谷三宅」の店主で和菓子職人の三宅正晃さん(@beniyamiyake)は、自身で制作した和菓子や練り切りの写真をSNSで投稿しています。
三宅さんのお店で販売する「訳あり」なカステラに関するポストが話題になりました。
訳あり商品は規格外商品なので、正規品よりもお安いはずですよね。でも今回は訳ありのほうが200円も高いのです。その理由は…カステラに混入(?)してしまった「あるもの」たちでした。
カステラの断面からちょこんと顔を出しているそれは…かわいいヒヨコたち。ヒヨコは練り切りで、焼き上げたカステラに入れ込んでいるそう。三宅さんに、訳ありカステラ誕生の経緯を伺いました。
――今回の「訳ありカステラ」を作られたきっかけをお教えください。
三宅さん
「カステラの原料である卵から生まれたということにしてみたらおもしろいかなと思い作ってみました」
――Xでもかなりの「いいね!」がついてらっしゃいましたね。今回のポストに対する反響で印象に残っているものはありますか?
三宅さん
「『これほど嬉しい異物混入はみたことない』という言葉をいただいて、私も嬉しかったです」
――その後、訳ありカステラの販売状況はいかがでしょうか?
三宅さん
「手間のかかる商品なので週に1回ほどしか作れないのですが、ありがたいことに即日完売しています」
――ヒヨコ以外のものが入った訳ありカステラも販売されたと聞きました。
三宅さん
「ニワトリを、当たりとして1個だけ仕込んでいます」
――ヒヨコやニワトリだけでなく、三宅さんの作る動物の練り切りもかわいらしいと評判です。そのほかの動物が入ったカステラを開発するご予定などはあるのでしょうか?
三宅さん
「手作りのため製造が追い付かないので、今のところ考えていません。ただ、お客様によっていろんな見方ができるような商品ができるといいなと思っています」
三宅さんの作る動物たちの練り切りは、どれも愛くるしいものばかり。オンラインストアで販売すると、毎度1分ほどで完売するほど大人気なんだとか。次はどんな動物がモチーフになるのか、楽しみですね。
文=山上由利子
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