損したくない!と思うあまり、 脳がカン違いする日常のワナとは?

#くらし   

やめる?やめない?行く?行かない? 日常生活には選択をせまられる場面がいろいろ。ところが、損したくないと思うあまり、脳がカン違いして誤った選択をすることも…! 例えば、こんな経験ありませんか? 経済コラムニストの大江秀樹さんに正解を解説してもらいます。

【毎月届く教材、子どもは飽きているけどやめるのはもったいない】

●続けても払ったお金は返ってこない。損が広がるだけ

これまでこんなにお金をかけたのだから、ここでやめたらもったいない、という心理ですが、「払ったお金は二度と戻ってはきません。それにとらわれて、この先も払い続けるほうがもったいない」と大江さん。過去よりも、これからのお金のほうを大事に考えましょう。

【老後が心配なので投資の無料セミナーへ】

●「無料」は最強のおとり。後から高くつくことも

「金融機関が開催する無料セミナーは、ビジネスで行なう以上どこかでもうけなくてはいけませんよね。その人たちの給料はどこから出るのかと考えてみましょう」(大江さん)。セミナーを聞くのは無料でも、そのあとに金融商品のセールスが待ち受けていることは確実でしょう。

あ、そういうことだったんだ…と気づく人も多いのでは? 冷静に&長いスパンで考えてみる必要がありそうですね。

この記事に共感したら

Information

教えてくれたのは:大江英樹さん
経済コラムニスト。人はなぜか損につながる判断をしてしまうという「行動経済学」をテーマにした著書多数。著書に『教科書にないお金の増やし方・守り方』(大和書房)など。

イラスト=伊藤美樹 編集協力=松崎のり子

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)