「家を買うとき」「ブッフェに行ったとき」。脳がしやすいカン違いとは?

#くらし   

あぁ、あのときなんであんなものを買っちゃったんだろう…と後悔することは、よくあること。それって“買わなきゃ損”と「脳がカン違い」したのかもしれません。「そもそも脳は間違えるものです」というのは経済コラムニストの大江秀樹さん。暮らしの中にありがちなカン違いをご紹介します。

【家を買う予定。ついでに予算よりちょっと高い家も見ておこう】

●高いものを見たら最後、その金額が基準になってしまう

20円のもやしと30円のもやしなら10円安いほうを選ぶのに、3800万円の家と3700万円の家だとなぜか金額の差をあまり感じないもの。数千万という大きな数字を見ると基準がそっちに引きずられるからです。高い金額を見るとそれをベースにしてしまうので注意を。

【ビュッフェに行ったら元を取らないとソン!】

●払ったお金はいくら食べても同じこと

定額で払う金額が決まっているので、多く食べてもあまり食べなくても同じこと。「そもそもお店はその金額で利益が出るようにと料金を決めているので、元を取るのは難しいでしょう。食べ放題より、おいしいものを適量、のほうが体にもいいのでは」(やす子さん)。

たった100万しか違わないし…と思ってしまうのが、脳のカン違いのおそろしいところ。ブッフェで「元を取る」という発想も、もたないほうがいいかもしれませんね。

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Information

教えてくれたのは:大江英樹さん
経済コラムニスト。人はなぜか損につながる判断をしてしまうという「行動経済学」をテーマにした著書多数。著書に『教科書にないお金の増やし方・守り方』(大和書房)など。

教えてくれたのは:激★やす子さん
節約愛好家。雑誌編集者としての経験を生かして貯蓄や節約のアドバイスを行なう。著書に『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(松崎のり子名義・講談社)など。

イラスト=伊藤美樹 編集協力=松崎のり子

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