脱! お金オンチテク
最後の砦、食費節約は「冷蔵庫空っぽデー」で!
食材購入も目安があれば予算オーバーなし
我が家は週に1度まとめ買いをして、その時に1週間分の作り置きも済ませます。「ルーティン献立」で1週間分のメニューを決めてから買い物に行くので、必要なもの以外は買わずに済むし、作り置きがあれば予定外のお惣菜や外食による予算オーバーの防止にもなります。
1週間の最終日は「冷蔵庫空っぽデー」と決め、家にあるものだけで献立を作る日に。「食べ切る癖」をつけるのも食費節約術のひとつです。
食材を捨てるのは、お金を捨てるのと同じこと。冷蔵庫空っぽデーのおかげで、食材の無駄は激減したし、もし、最終日に食べ切れなかった食材があれば、それは家族の好みではなかったから。そういうものは今後買わない、という目安にもなります。
1週間に1度、冷蔵庫が空っぽになれば、奥の方にカピカピになった食材を見つけることもないし、簡単な拭き掃除だってできちゃいます。
食材購入は、魚や肉なら少し前まで100グラム100円を目安にしていましたが、物価の高騰で100円ルールは正直、かなり厳しい。そこで今は、100グラムで150円くらいをボーダーラインに食材を選んでいます。
食材は100グラム150円以内を目安に購入。
一番良くないのは、基準なく適当に食材を手にしてしまうこと。物価によって単価の基準が変わってくるのは仕方がありません。それなら、例えば目当ての食材が100グラム200円だったら、別のグラム80円の食材と組み合わせて値段を相殺するとか、他の安い食材を代わりに使うとか、トータルで予算内に収まるように工夫すればいいのです。
少し前、キャベツが1玉250円の時があって衝撃だったのですが、さすがに「君に250円は出せない……」と思い、代用できそうな白菜に変更。
鮭が1切れ200円以上だったら、「ブリを買ってブリ大根に変えよう」とメニューを変更する場合もあります。納豆や豆腐、厚揚げ、油揚げ、ちくわやはんぺんなどの練り物があれば、お肉やお魚の代わりや、かさ増し食材にも使えて便利。
食材はルーティン献立表を前提に選びますが、代用ができそうなら他のものを買うし、できなそうだったら諦めてメニューを変更。そもそもルーティン献立表は自分がレシピを見ないで作れるメニューしかないので、代替メニューへの切り替えも素早くできます。
この他、食品の購入には2人以上でシェアすると安く買えるアプリ「KAUCHE(カウシェ)」を利用することもあります。通常価格の20~30パーセントオフの商品がたくさんあり、クーポンも豊富なので、うまく使えばかなり食費が抑えられるはず。
好きな自治体に寄付したお礼に、返礼品がもらえるふるさと納税も、食費節約術のテッパンです。自己負担額2000円を引いた金額分だけ翌年の所得税還付や住民税控除の対象になります。
例えば5万円の寄付をした場合、自己負担額を引いた4万8000円分が、翌年の所得税と住民税を前払いしたのと同じような状態になるわけです。
実質2000円で寄付額の3割以上の価値の商品がもらえるし、もらった返礼品は食費や日用品費の節約にも貢献、やらない手はありません。
私は年に4回ある楽天スーパーセールの時に合わせて寄付するので、実質負担額がポイント還元で賄えちゃうことも。セール中のポイント5倍デーを狙うのもGOOD 。
ちなみに我が家では、ひとつの自治体につき、1万円前後を目安に寄付。中でも、返礼率の高い大容量のお肉セットを選ぶことが多く、お料理に使いやすいこま切れ肉や切り落とし肉がお気に入りです。
ただし、ふるさと納税は年収に応じて寄付できる金額が決まっているのと、寄付控除の申請手続きが必要なので、それだけは気をつけて。
今年こそ、ふるさと納税にレッツトライ!
私が使っているふるさと納税サイトから。次回は何を頼もっかな~
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【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をInstagramで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』