「やぶ医者」はじつは敏腕医師のこと!なぜ、腕の悪い医者の代名詞に?/大人の最強雑学1500(6)

「やぶ医者」はじつは敏腕医師のこと

日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
『大人の最強雑学1500』6話【全54話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


「やぶ医者」はじつは敏腕医師のこと


腕の悪い医者のことを「やぶ医者」というが、松尾芭蕉の弟子だった森川許六(きょりく)が江戸時代中期に編纂(へんさん)した『風俗文選』によると、かつては但馬国(たじまのくに)(現在の兵庫県北部)の養父(やぶ)にいる名医のことを指す言葉だったそうだ。

ところが、あまりに評判が高くなったことから「養父から来た医者」を自称する偽物が続出。いいかげんな治療をして高額な治療代を要求する不届き者の存在が社会問題になってしまう。こうしていつしか、「やぶ医者」は、腕の悪い医者の代名詞になってしまったという。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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