心配だけど口を出したらモメる…(泣)思春期のSNS問題を児童書が救う!?
お子さんから「スマホがほしーい!」と言われて頭を悩ませる保護者のみなさん。
「友だちも持ってるから」
「みんなと連絡をとりたいから」
「習いごとが終わったときの連絡がラクだから」
と、SNSアプリを入れてあげるご家庭も多いのでは?
でもやっぱり、子どものスマホやSNSの利用には、トラブルがおきないかと心配がつきませんよね。
かといって、思春期にさしかかった子どもには、こまかく口出しするのも難しい……。
そんな悩める保護者のみなさんに、おすすめの本がこちら!
◆児童文庫シェアNo.1※レーベル「角川つばさ文庫」から発売中の『アオハル100%』が「SNSのハッピールール」を教えます!?
かわいらしくキャッチーなカバーイラストに包まれて登場した本作、『アオハル100% 行動しないと青春じゃないぜ』(KADOKAWA)は、元気で明るい少女ほむらちゃんと、クラスの地味男子クルミくんが、SNSの上で「あるチャレンジ」を始める――というお話。
ほむらちゃんは、みんなの人気者ですが、じつは小学校時代に、ちょっとしたできごとから学校のオンライン掲示板で「炎上」、「ぼっち」になってしまったという過去が。
そんなほむらちゃんは、クルミくんとの出会いによってトラウマから一歩前に踏みだします。
一方、クルミくんもまた、ほむらちゃんとともに「人といっしょになにかをするって楽しい」と気づいていきます。
キャラクターたちに感情移入しながら読みすすめることで、SNS上での交流の楽しさや、失敗エピソード、ほかの子たちとの付き合い方が、自然に身についていきます。
本文中のコラム「もちウサギのSNSまめちしき」では、SNSをやったことのないお子さんにもイメージしやすい言葉で、注意すべきポイントを解説しています。
お説教っぽい本は読んでくれないお子さんにも、ぜひおすすめしてください!
◆故・宗田理氏(『ぼくらの七日間戦争』著者)が選考員として最後に選んだ〈金賞〉受賞作
この『アオハル100%』は、第12回角川つばさ文庫小説賞一般部門〈金賞〉受賞作。
第12回選考は、『ぼくらの七日間戦争』著者である故・宗田理氏が選考委員をされた最後の回であり、作者の無月蒼さんは、その最後の受賞者です。
下記に、選評からのコメントを抜粋します。
「アイディアを評価したい。SNSと現実世界の書き分け、SNSを使って仲間を集めて事件を解決するなど、現代風にうまくまとまっていた。」――選考委員・宗田理氏
近年、インターネットの子どもへの悪影響ばかりが話題になりがちですが、いまの子どもは、生まれたときからデバイスに触れて育ったデジタルネイティブ。
読書を楽しむとともに、SNSについても、かしこく、そして楽しく使っていけますように!
文=M・A
※本記事は無月 蒼(著)、水玉子(イラスト)の書籍『アオハル100% 行動しないと青春じゃないぜ』から一部抜粋・編集しました。
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