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「赤ちゃんってどうやってできるの?」小2の息子にどう説明すればいい?【小川大介先生の子育てよろず相談室セレクション】
小川先生の回答
情報過多な今の時代だからこそ、正しい知識で防御すべき
性教育については、“まだ高学年じゃないから”とか、“中学生になってから”とか、年齢で線引きをせずに、全部教えてしまっていいと思います。なぜなら子どもは興味がなかったら聞かないからです。親がいろいろ説明したところで、本人に興味がなければ性の話なんて鬱陶しがられるだけ。でも、聞かれたらごまかさずに正しい知識を渡してあげたほうがいいでしょう。というのも、男の子の場合、知識がないと女の子を傷つけてしまうこともあるからです。
また今の時代は、ネットなどにより嫌でも情報が入ってきてしまうもの。私たち親世代が子どもの頃は、周りからなんとなく聞いて学んでいったものでしたが、今は段階をすっ飛ばして、ダイレクトに情報が入ってきます。中には、不適切な情報も多く含まれています。そういったものから子どもを守るためにも、早いうちからきちんと医学的・科学的な性的知識を教えておくことが大切です。同時に、スマホやパソコンにはペアレントコントロールで制限をかけるなど、情報機器との距離感の取り方も考えておきましょう。
情報をオープンにしてタブー視しない
性教育上で一番よくないのは、“なんか恥ずかしいもの”とか、“エッチなもの”とか、そういった感情で刷り込まれることです。お母さんが構えてしまうと、お子さんも「聞いちゃいけないのかな」とタブー視して、裏で調べるようになってしまうため、堂々と教えたほうがいいでしょう。『セックス』などの言葉も普通に使っていいと思います。今は情報が早いので、濁したところでどうせ入ってきます。子どもに情報は渡しつつ、まだ判断力のない子どものために、一緒に相談しながら考えていくという接し方でいいのではないでしょうか。
性的知識をうまく説明するのが難しいようであれば、『おれたちロケット少年』というマンガがおすすめです。男の子が知りたい性の疑問や悩みについて、医学的根拠に基づきわかりやすく説明されています。そういった本が一冊家にあると、説明に困ったときに一緒に読みながら教えてあげられるので、ラクですよ。
回答者Profile

小川大介先生
教育家。中学受験情報局『かしこい塾の使い方』主任相談員。
京都大学法学部卒業後、コーチング主体の中学受験専門プロ個別塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。個別面談の実施数は6000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。各メディアでも活躍。著書多数。
漫画=きたがわなつみ/文=酒詰明子
Information
■小川先生のTwitter:@Kosodate_Ogawa
■YouTubeチャンネル 小川大介の「見守る子育て研究所」
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