寿司屋で出てくるにぎり寿司が2貫でワンセットの理由

2貫でワンセットのわけ

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『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 16話【全56話】


子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


にぎり寿司はなぜ2貫ずつ出てくるのか?

寿司屋で出てくるにぎり寿司は、たいてい二つでワンセットになっている。どうして一つではないのだろうか。

これにはいくつかの説があるが、有力なのは江戸時代の風習に起源があるとする説だ。

握り寿司が登場したのは、文化・文政年間(1804〜30)の頃で、江戸・本所(現在の東京都墨田区)の華屋与兵衛という人物が考案したとされる。当初はおし寿司だったが、やがて握り飯に魚をのせることを考え出し、江戸っ子たちの心をつかんだそうだ。

当時、出される寿司は握り飯大というかなりの大きさで、それは庶民が使っていた紐を通した穴あき銭1貫分(50枚)とほぼ同じ大きさだった。そこから、にぎり寿司を1貫、2貫と呼ぶようになったという。

しかし、当時のにぎり寿司は種類が少なく、一つがとても大きかったため、そのままでは食べにくい。そこで、食べやすいように半分に切って、二つ出すようにしたのだが、「それなら最初から二つ握ったほうが早い」ということになった。これが、二つ(2貫)でワンセットという習慣のルーツだという。

また、一つずつ出すよりも二つ出したほうが、料金を計算しやすいからという説もある。


監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

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