髪飾りの「カチューシャ」。名前の由来は小説のヒロインだった!?

子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。
そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
「カチューシャ」は小説のヒロインだった!
前頭部の髪を押えるように留めるアーチ形の髪飾りを「カチューシャ(katyusha)」という。カチューシャはロシアに多い女性の名前、「エカテリーナ(Ekaterina)」の愛称。近年では人気アイドルグループAKB48の曲名に使われるなど、日本でもなじみ深い単語だ。
髪留めの「カチューシャ」の由来になった人物が、ロシアの文豪、トルストイの作品『復活』に登場する主人公・カチューシャ。
名作の主人公が由来であるのならば、この髪留めの名称は日本のみならず世界共通なのかと思いきや、じつは日本でしか通用しない。
大正時代の人気女優、松井須磨子が『復活』の舞台公演でカチューシャを演じた際に、この髪留めを頭につけていた。その姿から「カチューシャ」という名称が定着したという。
英語圏では、単に「ヘッドバンド」と呼ばれることが多く、『鏡の国のアリス』の主人公がつけていたことから「アリス・バンド」ともいうそうだ。
監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』
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