インド発祥なのになぜ?「アラビア数字」と名づけられた理由

地球上で起きていること、どれだけわかる?
私たちが日常的に当たり前だと感じていることでも、あまり意識していないことや、知っているようで知らないことってありますよね。そんな地球に生きる私たちが知っておきたい「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史から、大自然や気候、動植物、資源など、地球にまつわるさまざまな疑問をスッキリ解説!
あらためて考えると、私たちはこの地球について、実はほとんど知らないのかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
アラビア数字はインド発祥!じゃあなんで"アラビア"数字なの?
アラビア数字とは、0~9まで10種類の記号が用いられる十進記数法の数字で、日本では「算用数字」とも呼ばれている。その名称から、アラビアで発明されたと思われがちだが、じつは、その起源はインドにある。
もともと、古代インド語の数詞のはじめにある字母を省略することによって誕生したインド数字の画期的なところは「ゼロ」の概念がある点だ。「全然ない」ということを表す「0」という記号と、ほかの九つの数字を組み合わせることで、無限大の数字を表すことができることは、人類史上とても重要な発明であった。
では、インド数字はどのようにしてアラビアに伝わったのだろうか。そのきっかけは、「交易」である。もともとアラビアとインドは、一衣帯水の関係にあることから、古くから交易船がさかんに行き来していた。アラビア商人たちは、インドと商売をするにあたって、インドで使われていた数字を使うようになったが、その使い勝手のよさから非常に重宝され、自国でも使うようになったと考えられている。
その後、インド数字は、アッバース朝カリフ・マームーンの時代に活躍したフワーリズミーにより、現在のアラビア数字の形に定められる。ちなみに、計算の手順を意味する「アルゴリズム」とは、「アル・フワーリズミー」という名をヨーロッパ人が読み間違えた結果、生まれた言葉とされる。
アラビア数字は、北アフリカからスペインを経由し、12世紀頃、ヨーロッパへと伝えられた。そしてヨーロッパの地で、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ......というローマ数字と区別するため、それが伝わった場所の名をとって"アラビア数字"と名づけられてしまったのである。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
Information
おすすめ読みもの(PR)
読みものランキング
-
1位凄惨な暴力と、傷ついた被害者。DVや虐待からの「夜逃げ」を取材する漫画家が語る暴力表現への葛藤【著者に聞く】
-
2位「3.11って、むかしのじしんでしょ?」震災を知らない子どもたちに、あの日をどう伝える?/今日、地震がおきたら(1)
-
3位【胸キュン!シリーズ累計600万部突破の話題作】フィアンセは他の女に目移り。婚約者が倒れても、冷たい態度で…
-
4位「靴下ぐらいで怒る?」ちょっとしたことで母がキレる理由。実は靴下じゃない
-
5位妊娠3ヶ月、夫の暴力で妻は流産。胎児のエコー写真に隠された悲痛な思い【著者に聞く】
読みものランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細

