家族の誰も悪くはないけれど、自分だけが妹の犠牲になっている気持ちが消えない

友達が勉強したり遊んだりする間

『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』を最初から読む
『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』12話【全20話】


近年SNSでも注目を集めている「きょうだい児」という言葉をご存知ですか?
これは障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉です。障害のある兄弟姉妹とともに育てられながら一方でケアを期待されたり、障害のある兄弟姉妹や親との関係や社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けたりすることが多いと言われています。

そんな「きょうだい児」の当事者への取材をもとに構成されたセミフィクション作品『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』をお届けします。著者は社会福祉士の国家資格を持ち、福祉の現場での実務経験も持つ漫画家のうみこさん。障害のある妹や家族のためにさまざまな我慢を強いられた女性のエピソードを通して、「きょうだい児」の孤独や苦悩を描き出します。

※この記事は、障害のある方々への差別や偏見を助長することを意図するものではありません。全ての人の人権が尊重される社会の実現を願い、そのなかで見えにくくなりがちな「きょうだい児」に光を当てることを目的として制作しています。

※本記事はうみこ著、Sibkoto |シブコト 障害者のきょうだいのためのサイト監修の書籍『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』から一部抜粋・編集しました。


登場人物紹介


どうして、私だけ?

障害を持つ妹のためにさまざまな我慢をしてきた姉の透子。本当は行きたかった高校も、妹のお迎えのために諦めることになってしまいました。また、普通の妹を持つ友人が、妹の世話に追われること無く自由な生活をしているのを見て、透子は羨ましさを感じていました…。

実家帰るの?

家から通える大学がいいと思う

デイを増やせばいい


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