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結婚を考えてくれている彼氏に、いつかは障害を持つ妹のことを話さなきゃいけない

近年SNSでも注目を集めている「きょうだい児」という言葉をご存知ですか?
これは障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉です。障害のある兄弟姉妹とともに育てられながら一方でケアを期待されたり、障害のある兄弟姉妹や親との関係や社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けたりすることが多いと言われています。
そんな「きょうだい児」の当事者への取材をもとに構成されたセミフィクション作品『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』をお届けします。著者は社会福祉士の国家資格を持ち、福祉の現場での実務経験も持つ漫画家のうみこさん。障害のある妹や家族のためにさまざまな我慢を強いられた女性の姿を通して、「きょうだい児」の孤独や苦悩を描き出します。
※この記事は、障害のある方々への差別や偏見を助長することを意図するものではありません。全ての人の人権が尊重される社会の実現を願い、そのなかで見えにくくなりがちな「きょうだい児」に光を当てることを目的として制作しています。
※本記事はうみこ著、Sibkoto |シブコト 障害者のきょうだいのためのサイト監修の書籍『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』から一部抜粋・編集しました。

透子は障害を持つ妹の世話のため、本当は行きたかった高校を諦めるなど、さまざまな我慢をしながら生きてきました。大学進学では県外に出ることを決めると、母親は「自宅から通える大学がいい」と反対しますが、父親の「大学くらい好きにさせてやれ」の言葉で、透子は家を出て自由になることができたのでした…。




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